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相鉄10000系 デビュー当時の旧塗装に復刻する可能性を考える

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2002年にデビューした相鉄10000系。直角カルダン駆動や外付けディスクブレーキなどの、これまでの相鉄のアイデンティティを廃し、E231系通勤タイプをベースとして生まれた形式です。

この10000系は、デビュー当初は6000系新標準色を彷彿とさせる緑と黄色の帯でしたが、
デビューしてから5年が経過した2007年より順次、青とオレンジの新ciカラーに変更されました。

今年6月に8000系に対し、前面部分のみ、デビュー当時の赤い塗装をラッピングした相鉄。
今後、10000系をデビュー当時のオリジナルの帯に、復刻させる可能性はあるのでしょうか?

相鉄10000系10705×8に旧塗装ラッピングを決定↑

著者プロフィール
この記事書いた人
須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

2021年7月~9月、公共交通機関で日本一周をし、60万円以上をドブに捨てる

2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

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相鉄10000系の塗装の変化

相鉄10000系は、2002年から2006年にかけて、10両編成3本・8両編成5本の計70両が製造された車両です。
登場時は前述の通り、上部と前面に緑色、下部のラインに黄色の帯を配したもので、6000系新標準色を意識したものとなっていました。
また登場時は、現在とは異なるロゴが使われていましたが、2007年より現在の新ciが制定され、今のロゴが差し代わります。

旧塗装と新ciロゴの組み合わせは、塗装変更が行われているわずかな間だけ見られました。

新ci制定後、写真のような相鉄ブルーと相鉄オレンジを配した帯に変更され、2009年10月を以て、新ciカラーに統一されます。

しばらくは大きな動きを見せなかった相鉄10000系ですが、
2020年1月から4月にかけて、10701×10が機器更新のため、JR東日本長野車両センターへ入場。

機器更新が行われ長野を出場した後、かしわ台車両センター内に入場し、灯具移設・行先表示器の交換、
2016年よりスタートした「YOKOHAMA NAVYBLUE」への内外装の変更が行われました。

2021年と22年に機器更新がされた10702×10と10703×8は、灯具移設と行先表示器が交換されましたが、内外装はそのままとなっています。
今年23年4月に出場した10704×8は、10701×10と同じく、YOKOHAMA NAVYBLUEに内外装が変更されています。

今後10000系は、旧塗装へ復刻されるのか?

旧塗装、新ciカラー、YOKOHAMA NAVYBLUEと3つの塗装をまとった10000系。
今後、何かの機会で旧塗装に変更される可能性はあるのでしょうか?

相鉄でリバイバルカラーを行った例ですが、2003年の新6000系引退時に、1編成を登場時のカラーである旧標準色(車体更新前の5000系塗装)への復刻を行ったものです。

上部と下部にそれぞれダークブルー、その間に青みがかった白、アクセントに上下に細い赤帯を入れた独特な塗装で、新6000系無き今でも、ひそかに人気の塗装です。
15年後や20年後に来るであろう10000系の引退の際には、1編成だけ、塗装のみリバイバルされている可能性はあるでしょう。

続いて最近の例ですが、今年6月18日の「相鉄線ミステリートレイン Re」にて、
8000系8713×10が、8月末に灯具移設工事に伴い、登場時のスタイル(通称:原顔)が見納めになる事から、前面部分のみ、登場時の赤帯を模したラッピングを施したものです。

2023年現在、10000系の内、半分の4編成に対し、機器更新・灯具移設が施工されています。
今後も10000系の機器更新が進むことから、8000系と同様、最後の施工編成に対して登場時塗装のリバイバルが行われるかもしれません。

8000系のリバイバルカラーでは、車体側面に傷がつくとの理由で、側面へのラッピングができませんでしたが、
10000系は車体が無塗装のため、帯を貼り換えるのみで済むので、編成全体への復刻が恐らく容易でしょう。

8000系の例に習うと、ロゴも片方の先頭車は現在の新ciロゴ、もう片方の先頭車は登場時のロゴが再現されるかもしれません。

タイミングとしては、次は運行されるか分かりませんが、来年もしくは再来年のミステリートレインで復刻されるのではないでしょうか?
ただし、2022年のミステリートレイン第1弾で、相鉄10000系がデビュー20周年を記念してミステリートレインに充当されたため、
ミステリートレインとは関係なく、リバイバルが行われるかもしれません。

おわりに

自分が電車に興味を持ち始めた頃の新型車両が10000系で、当時来ると、とっても嬉しかったのを覚えています。
相鉄らしくは無いものの、個人的に好きな車両のため、復刻してほしいなと思っています。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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著者プロフィール
この記事書いた人
須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

2021年7月~9月、公共交通機関で日本一周をし、60万円以上をドブに捨てる

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