記事内に広告が含まれています。

【相鉄車運用範囲】相鉄線の青い電車はどこまで直通運転で走るの?【初心者向け解説】

この記事は約4分で読めます。

横浜を起点に走るローカル私鉄「相鉄線」こと相模鉄道。
2019年11月30日にJR線との直通運転を、2023年3月18日に東急線・地下鉄各線との相互直通運転を開始。

東急線との直通では、東海道新幹線全列車が停まる、新横浜駅を通る事も相まって、日本各地で話題の鉄道となっています。

話題の鉄道「相鉄」の車両は、2016年よりスタートした「YOKOHAMA NAVYBLUE」と呼ばれる、他社の通勤電車とは一線を画した、ブランドデザインの車両が走っており、
特にJR直通用車両12000系、東急線直通用車両20000系・21000系は、通勤電車とは思えない、まるで車のようなデザインという事もあって、鉄道に興味のない方からも注目が集まっています。

そこで「YOKOHAMA NAVYBLUE」の相鉄の車両は、直通先を含めどこまで走っているのか紹介します。

東京の中で、相鉄の車両を見たり乗ったりしてみたいという方の参考になれば幸いです。

相鉄車(形式問わず)の運行区間&相鉄線の直通運転区間

相鉄線の直通運転区間の路線図と、相鉄車の運行区間を図にしました。
YOKOHAMA NAVYBLUE(藍色)の区間が、相鉄車の運行区間です。

  • 相鉄本線
  • 相鉄いずみ野線
  • 相鉄新横浜線
  • 相鉄・JR直通線(相鉄本線~JR新宿・JR池袋)
  • 東急新横浜線
    • 東急東横線(日吉~渋谷)
      • 東京メトロ副都心線(渋谷~和光市)
    • 東急目黒線
      • 都営地下鉄三田線
      • 東京メトロ南北線
        • 埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線

となります。

相鉄直通線との直通運転区間の内、以下の区間は相鉄車が使用されず、下記の表の車両(相鉄からの直通列車のみ)が使われます。

路線名乗入区間使用車両(相鉄からの直通列車のみ)
東武東上線和光市~川越市・小川町東急5050系4000番台
埼京・川越線JR池袋~大宮・川越E233系7000番台

相鉄の直通列車は、路線によって要求されるスペックや設備が異なる事から、乗入系統ごとに専用の車両形式が用意され使い分けられています。
各車両形式ごとの運用範囲は、次の見出しから解説します。

相鉄12000系の運行区間 & 相鉄・JR直通線の直通運転区間

相鉄が、JR線との直通運転用に、2019年より導入された12000系電車。
2024年現在、10両編成が6本在籍し、12000系固定の運用が4運用存在しています。

12000系の運行区間と、相鉄・JR直通線の直通運転図がこちらです。

12000系の運行区間は原則、JR新宿まで。JR池袋までの入線は、平日の1本のみです。

12000系池袋行きの時刻(相鉄線内特急)

海老名7時53分発
羽沢横浜国大8時18分発
武蔵小杉8時36分発
新宿8時59分発
池袋9時05分着

12000系は、池袋以北のJR埼京線での運用はありませんが、試運転や川越車両センターでのイベント開催に伴う車両展示のための回送列車で、JR埼京線を走る事があります。

また、2019年12月2日・2021年10月9日には、ダイヤ乱れによる車両運用の都合から、JR埼京線の武蔵浦和・大宮まで営業運転が行われました。

そのため、普段は使用することない、埼京線の保安装置ATACSが搭載されており、ATACSを使用するにあたって割り当てられた識別IDが、前面部分に記されています。

相鉄20000系の運行区間 & 相鉄・東急直通線東横線系統の直通運転区間

相鉄が、東急東横線との直通運転用に、2018年より1編成、2020年より6編成が導入した20000系電車。
2024年現在、10両編成が7編成が在籍し、20000系の固定運用が5運用存在しています。

20000系の運行区間と、相鉄・東急直通線東横線系統の直通運転図がこちらです。

相鉄と東横線の直通運転では、東京メトロ副都心線の他、そこから先、東武東上線川越市・森林公園・小川町(休日1本のみ)へと直通をしていますが、東武東上線へは相鉄20000系は乗り入れません。

20000系車両は、東武東上線の保安装置や無線装置が導入されておらず、入線が不可能

そのため、相鉄線と東武線の両方を走行が可能な、東急5050系4000番台のみが使用されます。

相鉄21000系の運行区間 & 相鉄・東急直通線目黒線系統の直通運転区間

相鉄が、東急目黒線との直通運転用に、2021年より導入した21000系電車。20000系の目黒線仕様車です。
2024年現在、8両編成が9本在籍し、21000系の固定運用が7本存在しています。

21000系の運行区間と、相鉄・東急直通線目黒線系統の直通運転図がこちらです。
目黒線系統に関しては、直通する区間全てに相鉄21000系が入線します。

なお、相鉄線と東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道線との直通運転は、朝と夕方のみとなります。
そのため、相鉄21000系の入線機会が限られ、南北線・埼玉高速鉄道線の運行本数は、平日5往復(朝方2.5往復・夜間2.5往復)、休日1往復(夜間)のみとなります。

相鉄グループ情報および直通線情報(鉄道コム)

掲載日コらム
2024年3月10日相鉄10000系、始動する「リバイバルプロジェクト」
2種類の復刻カラー実現なるか!?

【復刻決定おめでとう!!!】
タイトルとURLをコピーしました