記事内に広告が含まれています。

【衝撃】相鉄20000系の車両設計から感じられる新鮮さとは?

この記事は約5分で読めます。

神奈川県大和市在住、相鉄線沿線民のkeitrip/須田 恵斗です。

2018年2月11日にデビューし、来年2023年には東急への乗り入れが予定されている相鉄20000系。

21世紀になってJRとほぼ同一の設計の車両を導入してきた相鉄にとっては、初めての東急線・地下鉄線規格車両と言うことで、多くのモノが取り入れられました。
相鉄線沿線にずっと住んできた私からすれば、これまでの相鉄になかった他の大手私鉄のような電車だなと感じています。

今回は相鉄20000系の、今までの相鉄には無かった新鮮な要素を紹介していきます。よろしくお願いいたします。

著者プロフィール
この記事書いた人
須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

2021年7月~9月、公共交通機関で日本一周をし、60万円以上をドブに捨てる

2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

須田 恵斗をフォローする

A-Trainの採用

まずは、相鉄で初めての日立製作所の標準車両「A-Train」が採用されていることです。

関東で「A-Train」が採用されている車両と言えば、

  • 東武50000系列、60000系
  • 西武20000系、30000系
  • 東京メトロ10000系、15000系、16000系3次車・4次車、17000系、18000系

などで採用されています。

一部の川崎重工製(現・川崎車両)や近畿車輛製の車両でも見られる、妻面部が面取りされているのを見て、
車両設計からも今までの相鉄には無かった車両だなと感じました。

天井の構造

続いて新鮮だなと感じたのは、このドーム型の天井と枕木に対し平行に配置されたラインデリアです。

同じA-Trainの東京メトロ10000系と西武30000系も、同様の構造となっています。
特に西武30000系7次車以降の編成は、この相鉄20000系と同様に天井に埋め込まれてるかのように配置されたLED照明となっています。

モノリンク式台車・新日鉄住金製(現・日本製鉄)の台車の採用

相鉄20000系の台車は、新日鉄住金製(2018年より日本製鉄に社名変更)のSS184M・SS184Tが採用されています。
相鉄の車両では初めての、新日鉄住金製台車の採用となりました。

また、輪軸・軸箱を定位置に収める軸箱支持装置がモノリンク式となっています。こちらも相鉄では初めての採用です。
現・日本製鉄製のモノリンク式ボルスタレス台車(型番はSS)が採用された車両は、

  • 西武30000系・40000系
  • 東武50000系列・60000系
  • 小田急2000形

などが挙げられます。

また現・日本製鉄製、モノリンク式ボルスタ付き台車(型番はFS)は、東京メトロになって以降の電車に採用されています。

こういった台車面からも、他の大手私鉄や地下鉄みたいな車両だなと感じました。

全閉内扇形 6極IMの採用

20000系は、相鉄で初めて全閉内扇型6極IMを採用し、特に高速走行時の騒音を低減しています。
そのため、小田急4000形や小田急8000形リニューアル車の一部、小田急3000形の一部、東急5050系5177F・5178F等と似たような甲高い駆動音を立てて加速します。

小田急ではWN継手、一方相鉄ではTD継手を採用しているため、唸り方は若干異なるものの、
歯数比は 16:97 = 1:6.06 となっているため、小田急8000形リニューアル車の一部、小田急3000形の一部とほぼ同一の走行音を出します。

デビュー当初は相鉄に乗っているのに、まるで小田急線に乗っているかのような不思議な感覚になりました。

おわりに

20000系は、2018年に相鉄の車両として初めて、鉄道友の会ローレル賞を受賞した車両となっています。
選定理由として、

(相鉄は)共通化という前提の下で限られた独自性を見出す車両が増加する中にあって、明確なコンセプトを策定した後に共通化に対応させるという意欲を鮮明に打ち出した車両を開発

相鉄の都心直通用20000系電車が優秀車両に 鉄道友の会「ローレル賞」を初受賞

となっています。

相鉄20000系の外装・内装共に、横浜の海をイメージしたシックでお洒落なデザインで、近年登場した首都圏の通勤電車として非常に個性的ですが、

「A-Train」の採用と言った車両設計の部分を見ていくと、他社に合わせて共通化していることを感じることができます。

当ブログを応援してくださる方は、鉄道コムのリンクを押していただくと嬉しいです↓

著者プロフィール
この記事書いた人
須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

2021年7月~9月、公共交通機関で日本一周をし、60万円以上をドブに捨てる

2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

須田 恵斗をフォローする

相鉄グループ情報および直通線情報(鉄道コム)

タイトルとURLをコピーしました