【直通でまさかの不一致】相鉄線の優先席はどこに設置されているのか

車両
この記事は約6分で読めます。

ほとんどの通勤電車に設置されている優先席。
事業者の考えの違いや、トイレ設置などの車両構造の違い、車両がデビューした際の時代背景など様々な要因によって、優先席が位置している場所は意外にもまちまちです。

2019年11月よりJR線との相互乗り入れ運転・2023年3月より東急電鉄との相互乗り入れ運転を開始した相鉄では、優先席がどのように配置されているのか?
そして車種によってどのように配置が異なるのでしょうか?

2023年現在 相鉄を走る様々な電車

直通運転が始まる2019年以前から、路線距離に対して使われている車種が多い相鉄線ですが、
2023現在は、JR線と東急線との相互乗り入れ運転によって、さらに相鉄線を走る車種が多くなっています。

【相鉄の車両】

  • 20000系(21000系も含む)
  • 12000系
  • 11000系
  • 10000系
  • 9000系
  • 8000系

【他社の車両】

  • JR東日本 E233系7000番台
  • 東急 5050系
  • 東急 3000系
  • 東急 5080系
  • 東急 3020系※近日乗り入れ予定

2023年8月現在 大まかに分類すると10車種と非常に多くの車両が行き交っています。
3020系は、近日相鉄線内での営業を開始する予定で、営業を開始すると11車種にもなります。

相鉄側ではリニューアルの可否や、東急側では大規模な車両の組み換えや、新造車両の増結によって、様々な車両が編成内に組み込まれており、相鉄や東急の車両事情に詳しい鉄道ファンからすれば、10車種には収まりきらないでしょう。

共通項

  • 相鉄を走る電車はトイレが設置されている車両がない
    そのため、ドア間の座席に優先席が設けられている車両は無し
  • 先頭車両は、それぞれの車端部に設置されている
    横浜方先頭車は海老名寄り・海老名方先頭車は横浜寄り
  • 2023年現在、中間に先頭車両が配置された編成は走行しない
    そのため、中間車両の優先席の設置方面は、原則統一されている
  • 優先席の配置に違いが出るのは、中間車両になるので、その事項を項目毎にて紹介する

車両の横浜・新横浜方についている電車

相鉄の線内専用車両である8000系・9000系・10000系・11000系と、JR埼京線からやってくるE233系7000番台は、横浜方車端部が優先席となっています。

なお、現在は引退している新7000系の一部や7000系など、相鉄の過去の車両には、中間に先頭車両が連結されており、
横浜向きに運転台が来る場合は、車両の構造上やむを得ず、海老名寄りに優先席が配置されていました。
また、編成によって、先頭車両の連結位置が異なってもいます。

ホームドアに貼り付けられているステッカーならびに、ホーム床面に貼られている優先席位置を示すステッカーは、10両編成の相鉄専用車とE233系7000番台を基準に設置されています。

ホーム上の優先席位置の設置個所
・10両編成1号車海老名寄り、2号車~10号車横浜寄り

車両の海老名・湘南台方についている電車

ホーム上の案内と不一致の優先席

2023年3月18日のダイヤ改正により、東急電鉄との直通運転が開始。
それにより、東横線から5050系4000番台、目黒線から3000系と5080系が乗り入れ、相鉄線内で営業運転を行うようになりました。

東急からやってくる3形式は、相鉄車とは異なり、海老名・湘南台寄りに優先席が設けられています。
そのため写真のように、先頭車両を除いて、ホームドアステッカー・乗車目標上にある優先席ステッカーとは、不一致な状態となっています。

このように事業者によって、優先席の位置が異なる例として、田園都市線~半蔵門線~東武スカイツリーラインの直通運転が挙げられます。
(東急車・メトロ車は東武動物公園・押上寄り/東武車は中央林間・渋谷寄り)
ただし、こちらは東武車両が優先席の増設(両端に設置)。
東急の新型車2020系・メトロの新型車18000系では、新造時より優先席が両端に設けられており、
語弊はありますが、基準の統一を図ることなく、徐々に優先席位置が統一に近づいている印象です。

例の半蔵門線では電車接近時に、どこの会社の車両が使われているかが、電光掲示板に表示されますが、
この相鉄直通では、特に案内がなされず、煩わしさに拍車をかけている印象です。

車両の両端についている電車

横浜方・新横浜方の車端部

近年開発される電車は、フリースペースが全車両に設けられるようになり、優先席の座席数を確保するためや、
車両によって優先席の位置が異なる状態を解消するためなど、様々な理由によって、優先席が両端にも設置される事例が増えてきました。

相鉄も例にもれず、直通用新型車両20000系・21000系・12000系では、両端に優先席、片側(横浜方)の車端部にはフリースペースが設置されています。

相鉄の新型車両は少し特殊で、20000系20101×10と、21000系8両編成の2号車を除き、
もう片方の車端部は、優先席ではないユニバーサルデザインシートとなっています。

なお、ユニバーサルデザインシートの配置や、フリースペースの解説をすると、話が長くなり、余計にややこしくなってしまうので、割愛します。

相鉄の3形式の他、東急5050系のQシート(4112F~4115Fの4・5号車)、両端に優先席が設けられ、片方の車端部にはフリースペースが設置されています。
こちらは、Qシート車両のみ両端に優先席、従来車両は海老名・湘南台寄りのみ、優先席が設けられています。
今後、相鉄に乗り入れる予定の3020系は、全ての中間車両両端に優先席が設けられています。

おわりに

東急との直通運転で、優先席の位置のバリエーションが増えたのは、鉄道ファン目線では少々面白いですが、実際に優先席を必要とされている方からすれば、煩わしいものでしょう。

どの電車がどの位置に優先席が設置されているかを把握させている方は、ほぼいらっしゃらないでしょうし…
また、ホーム上の案内と不一致なのは、少々の問題点とも捉えられそうです。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
当ブログを応援してくださる方は、鉄道コムのリンクを押していただくと嬉しいです↓

タイトルとURLをコピーしました