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東急線内での湘南台行きの表示に、相鉄沿線民でも違和感を覚える理由とは?

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もうすぐ直通開始から半年が経つ、相鉄と東急線との直通運転。
相鉄線内で東横線や目黒線でよく見る行き先が見られるようになり、東急線内や地下鉄内では、相鉄線の行き先が見れるようになりました。

東急線やメトロ線・都営線では、普段からの利用者が、相鉄線の「西谷」「大和」「海老名」「湘南台」の表示を見て、”どこ”ってなっているでしょう。

東急線から相鉄線方面へ帰る地元の相鉄利用者は、お馴染みの行き先の表示を見て、安心感を覚えていそうな印象ですが、実は東急線内での湘南台行きの表示に、特に違和感を覚えます。

その理由は何なのでしょうか?

東急線内での湘南台行きの表示に違和感

相鉄線と東急線の直通運転の系統は、東横線系統はいずみ野線と、目黒線系統は本線との直通がメイン。
休日夕方は目黒線系統の内、約半数はいずみ野線方面、早朝深夜はこの系統に沿わない運行をする列車が走っています。

相鉄線直通電車の東急線内での種別は、東横線系統は、東横線内はホーム有効長の都合で全て”急行”での運転。目黒線系統は、大半の電車が”急行”での運転です。
目黒線からの湘南台行きは、平日4本・休日2本が各駅停車で、それ以外は全部”急行”となっています。

要するに、ほとんどの湘南台行きは、東急線内は”急行”です。

ここで、相鉄線沿線民は、東急線内での湘南台行きの表示に違和感を覚えます。
東急線のホームで湘南台行きの電車が停まっている光景にだけ、違和感を覚えるわけではありません。
次駅表示を抜いて、上記の写真のような写真に大きな違和感を覚えるのです。

相鉄線沿線民が抱いている違和感の理由を紹介します。理由は「急行の湘南台行き」であることです。

定期の急行が存在していない いずみ野線

なぜ?「急行湘南台」の表示になぜ違和感を覚えるのか?それは、相鉄の種別の推移にあります。
全て解説すると話が長くなるので、今回は湘南台が終点である、いずみ野線の種別の歴史を中心に紹介していきます。

1976年にいずみ野まで部分開業したいずみ野線は、1990年にはいずみ中央まで延伸。1999年には、現在の湘南台まで延伸され現在に至ります。

1999年の湘南台延伸に際し、各停しか走っていなかったいずみ野線に快速が新設。
いずみ野線は各駅に停まり、本線内は鶴ヶ峰、星川と停まって、本線の急行を補完するように走る種別として、湘南台開業の12日前に走り始めました。

その後2014年の特急新設まで、急行=海老名行き(本線)、快速=湘南台行き(いずみ野線)として走り、このイメージが定着します、

2014年には、特急が運行を開始。少し話がそれますが、本線海老名発着の快速も走り始めました。
2019年のJR直通開始の際に、特急が休止され、横浜行き限定で通勤特急が運行を開始。
2023年の新横浜線全通・東急直通開始の際に、特急が上下線で運行を再開し、通勤特急が横浜行きから東急直通に変更され、現在のダイヤに至ります。
なお、2023年改正で本線を走ってた急行は、運転を休止しています。

いずみ野線の種別の歴史を軽く紹介しましたが、開業以来いずみ野線に急行が設定されたことは、臨時列車を除いてありません。
これまでの相鉄の種別設定を考えると「海老名行き=急行・湘南台行き=快速」というイメージが、地元利用者に浸透しているのです。

これらを踏まえると、相鉄に馴染みのある利用者ほど東急線内での表示「急行湘南台」に、かなりの違和感を覚えることになるのです。

おわりに

この「急行湘南台」の表示を見た時、そうなるのはわかりきってたとは言え、違和感マシマシでした。
ちなみに「西谷」行きの表示は、東急線内でも相鉄線内でも様々な理由で違和感を覚えていますので、その理由も別の記事にて紹介いたします。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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相鉄グループ情報および直通線情報(鉄道コム)

掲載日コらム
2024年3月10日相鉄10000系、始動する「リバイバルプロジェクト」
2種類の復刻カラー実現なるか!?

【復刻決定おめでとう!!!】
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