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【GW特別企画】相鉄7000系10両特別運行から5年 7000系らしからぬ編成

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JR直通から4年半、東急直通から1年強が経ち、大きく変わった相鉄線。
相鉄線がこれから大きく変わろうとしていた5年前のGW。引退が近い7000系を使った特別運行が行われていました。

普段は8両編成で走っている7000系を、編成を組み換え、10両編成にして運行したものです。

今回は5年前のGWに行われた、今は亡き7000系の10両特別運行について、ざっくりと紹介します。

著者プロフィール
この記事書いた人
須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

2021年7月~9月、公共交通機関で日本一周をし、60万円以上をドブに捨てる

2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

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7000系を10両に組成して特別運行

JR直通対応新型車両、12000系がデビューした直後の2019年4月23日、相模鉄道より「7000系(銀色に赤い帯の電車)10両編成運転のお知らせ」が発表されました。

このイベントはその名の通り、普段は8両編成で、主に各駅停車として走っている7000系を、10両編成にし特別運行するものです。

運行期間は、2019年4月29日(月・祝)~2019年5月6日(月・振替休日)ゴールデンウイーク期間中の8日間で、期間中は運用番号と運行時刻を、相模鉄道公式にて公開していました。

当時、12000系のデビューにより引退が迫っていた7000系車両。この特別運行は、ラストランイベントの代わりとなる最後の花道となりました。
この7000系は10月12日を以て運行を離脱、14日の相模大塚駅での撮影会イベントを以て引退しています。

ここで、組み換える前の編成:7710×8・7712×8と、7000系の10両編成特別運行中の組成:7710×10を紹介します。

←横浜 | 海老名・湘南台→

編成1号車2号車3号車4号車5号車6号車7号車8号車9号車10号車
7710×8[クハ7710モハ7125モハ7126サハ7505]サハ7602モハ7107モハ7108クハ7509]
7712×8[クハ7712モハ7129モハ7130サハ7607[サハ7703モハ7127モハ7128クハ7511]
7710×10[クハ7710モハ7125モハ7126サハ7607モハ7127モハ7128サハ7602モハ7107モハ7108クハ7509]
斜め字は、シングルアームパンタ搭載車

この7000系10両編成の特徴は

  • 相鉄からひっそりと消滅した、シングルアームパンタと菱形パンタグラフの混載が復活している事
  • 編成内に中間に運転台が無く、7000系らしからぬ編成である事

となっています。

保安装置がATS-Pに更新される前の相鉄7000系の10両編成の組成は、8両編成の横浜方に、先頭電動車モハ7000を含む、2両の電動車ユニットをそのまま繋げる形で、編成を組んでいました。

そのため、これまでの10両編成組成は、編成中間の運転台同士が隣り合わない形で、先頭車を2両以上含んでいます。
久しぶりの10両編成組成となった、2019年のGW特別運行では、運行できるモハ7000ユニットが消滅している事から、上記のような7000系としては異質な組成となりました。

また両方の先頭車のロゴを消し、新ciロゴ設定前の姿を復刻しています。

7000系10両特別運行の様子

7000系は、GWの特別運行で10両編成となったことで、8両運用ではほとんど存在しない、急行に充当されました。

2019年当時、本線優等運用がほとんどなかった7000系。同年10月に迫る引退前、最後の花道ということで大きく盛り上がっています。

大きく盛り上がっていた7000系10両特別運行ですが、こんなトラブルも発生しています。

それは5月2日、海老名~かしわ台間で人身事故が発生。その当該が、特別運行中の7000系7710×10だったのです。
それにより、5月2日と3日の特別運行は中止。このまま特別運行は終了かと心配されましたが、無事復旧し、5月4日より予定通りの運用に復帰しています。

その後、予定通り5日(日)・6日(月)運転がなされ、10両編成運用に就く特別運行が終了しました。

10両編成運用終了後、すぐ組成が解除されるかと思われましたが、平日ダイヤの予備車確保の都合から、5月7日(火)~5月10日(金)まで、10両編成の組成のまま、8連運用に就きました。

7710×10としての最終運行は、5月10日(金)平日13ゥの午前です。
その後かしわ台車両センターにて、元の組成が組みなおされ、7710×8は、5月13日(月)より平日19ゥにて復帰。
7712×8は、そのまま運行を離脱し、5月20日より解体のため陸送が開始されました。

参考資料

7000系(銀色に赤い帯の電車)10両編成運転のお知らせ(公開を終了しました) | 相鉄グループ

Sotetsu Lab.V3

相鉄7000系7710編成が10両編成で運転される|鉄道ニュース|2019年4月30日掲載|鉄道ファン

おわりに 5年で大きく変わった相鉄

2019年10月に相鉄7000系が引退し、その後2019年11月末よりJRとの直通運転開始。
2023年3月中旬より東急との直通運転開始しましたが、その間に、新7000系、9000系非YNB車、8000系未更新車、8000系原顔(東急直通から半年後)が無くなり、本当に相鉄の顔ぶれが一気に入れ替わったなと思います。

この5年間で、ここまで大きく変わるとは、計画に上がっていたとは言え、想像ができませんでした。
また長いようであっという間の5年間です。

著者プロフィール
この記事書いた人
須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

2021年7月~9月、公共交通機関で日本一周をし、60万円以上をドブに捨てる

2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

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