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【さよなら原顔】相鉄8713×10の灯具移設更新にて消滅した4つのモノとは?

この記事は約6分で読めます。

相鉄8000系と10000系では、使用部品の統一のため、灯具移設と行先表示器の交換が行われています。

そして8000系最後の灯具移設が行われていない「原顔車」8713×10が、本日2023年8月30日、かしわ台工機に、交換更新のため入場。
これにより8000系からは「原顔車」が本線上から消滅したことになります。

この8000系の灯具移設の完了によって、相鉄線から消滅したもの。相鉄8000系から失われたアイデンティティとを紹介していきます。

著者プロフィール
この記事書いた人
須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

2021年7月~9月、公共交通機関で日本一周をし、60万円以上をドブに捨てる

2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

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前面のみリバイバルで赤くなった8713×10

相鉄8000系8713×10は、1999年に登場した編成で、8000系の最終増備車です。
前年である1998年12月に発生した、相模大塚駅での回送列車脱線事故により廃車となった3000系車両の代替新造のために製造されました。

運行開始以後、赤塗装から新ci塗装への塗装変更、つり革交換や制御機器の交換更新、前照灯のLED化、廃車となった8000系前期型とのトレードオフによるモケット交換が行われました。

そして、2023年6月18日に開催された抽選型イベント列車「相鉄線ミステリートレインRe」に充当されました。

充当に際し、前面部分をラッピングにて、登場当時の赤塗装(旧塗装)に復刻。
横浜方先頭車クハ8713は、ロゴの入っていないほぼオリジナルの姿、海老名方先頭車クハ8513は、新ciロゴが入った2006年頃の過渡期の姿となっています。

なぜ相鉄8000系を登場当時の赤い旧塗装に復刻ラッピングを施したのかですが、ミステリートレイン内での車内放送と、翌日に発表されたプレスリリースにて、
「灯具移設工事により、1990年登場当時のスタイルが見納めになるため」と説明がされています。

新横浜線開業と東急直通で盛り上がっている相鉄線。
この復刻により、主に沿線の鉄道ファンを中心に、かなりの盛り上がりを見せていました。

自動放送装置の非搭載

現在では当たり前の存在となった自動放送。
2007年より10000系にて使用が開始され、後にデビューする11000系、9000R系と徐々に広まっていきます。

2020年に行われた8000系8709×10の、YNBリニューアルにより、ついに8000系にも自動放送が搭載され、それ以降、順次灯具移設を行った車両にも、自動放送が搭載されました。

この8713×10の灯具移設工事によって、相鉄線上からは自動放送未搭載車が消滅。車掌による昔ながらの※肉声放送が、聴けなくなりました。

※乗換案内や運行状況等を除く

緑文字での「湘南台」表示

1990年代にデビューした8000系・9000系では、いずみ野線方面の行き先は、
幕式表示器車では、青地に白文字(各停の場合は種別表示も同様)、3色LED式車は、緑文字で表示されていました。

これは相鉄7000系以前の車両では、側面には種別表示機しか搭載されておらず、
各駅停車の場合、本線は黒文字(新7000系は白文字)、いずみ野線は青地に白文字で表示されていた名残です。

当時の相鉄は、急行は本線、快速はいずみ野線と完全に決まっていたため、この色の使い分けは各駅停車のみで十分でした。

その後、8000系の幕式表示器車は、リニューアルでフルカラーLEDに交換。
2014年以降は、7000系・新7000系は、特急新設による幕の交換で、このような使い分けが無くなります。

2020年12月の9701×10の廃車以後、いずみ野線方面のみ違う色で表示されるのは、8000系の3色LED式表示器車のみとなっていましたが、
先日の8713×10の灯具移設工事開始により、この表示も見られなくなりました。

左から「行き先・種別」の順で表示される前面の表示機

相鉄8000系・9000系のみの特徴として、前面の表示が左から順に「運番・行き先・種別」と、まるで阪急電車のように表示されているところです。

これまで中央部に貫通扉を設けていた7000系以前の相鉄車では、左から順に「種別・行き先・運番」となっていました。
8000系・9000系では、外から見て左側に非常扉が設けられた新しいスタイル。
従来通りの順番で配置してしまうと、種別表示が小さくなり見づらい、けど一番見る行き先を真ん中に配置してバランスを取りたいがために、このような配置になったと考えられます。

ですが、この灯具移設・表示器交換(9000系・8000系8709×10はYNB化も実施)では、「運番・種別・行き先」が一体となったものに変更され、
8713×10の入場により、この独特の表示器配置も見ることが出来なくなりました。

マグサイン式の運行番号表示機

1990年前後に登場した車両では、運行番号の表示にマグサインを用いるのがトレンドで、JR東日本だと205系や209系、E217系など多くの電車で採用されてきました。

相鉄でも8000系の8704×10以降の編成と、9000系にて採用されており、あまり目立つものではありませんが、両形式の特徴の一つとも言えました。
ですが、灯具移設・表示器交換によって、前述の通り種別・行き先表示と一体の物に交換。

今回の8713×10の入場を以て過去のものとなりました。

おわりに

この慣れ浸しんだこのデザインが無くなったのは、寂しく思います。8000系をメインに撮る機会は少なかったですが、たくさん撮ることが出来てよかったです。

次に無くなるのは10000系の原顔車両で、気が付けばあともう半分の4編成です。これも撮れる内にたくさん撮っておきたいところです。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

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