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【無駄に多すぎる】相鉄線を走る車両のLCDは何種類あるの?

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車内にいる乗客に対し、種別や行き先、次駅案内などを行う車内案内表示機。

現在は、液晶ディスプレイ式(LCD)の採用が増えてきており、新しく作られる車両の他、既存車両にも改造で後付けされるケースが多く、徐々に主流になってきています。

このLCD式の案内機は、開発された年代や製造メーカーによって、同じ路線を走る場合であっても、表示方法や内容が異なってきます。

2009年より液晶ディスプレイ式の案内機を導入した相模鉄道では、2022年現在何種類のLCDがあるのでしょうか?

著者プロフィール
この記事書いた人
須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

2021年7月~9月、公共交通機関で日本一周をし、60万円以上をドブに捨てる

2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

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11000系

2009年にデビューし、2013年までに5編成が製造された11000系のディスプレイです。

この11000系は、JR東日本E233系とほぼ同一の設計となっています。
そのため、当時製造されていた京浜東北線1000番台と同じ、アスペクト比16:9、17インチのものが取り付けられました。

表示様式は、E233系0番台・1000番台とは異なり、ヘッダー部分が相鉄新ciカラーである青色と黄色のものとなっていますが、文字の配置等はほぼ同一です。

ROM更新は2回行われており、2014年4月頃より、ナンバリング表示が追加、
2019年11月30日のJR直通開始時に、現在位置を示す矢印が青色の台形から赤色の翼型の物になっています。

また、後ほど紹介する車両も含め、2019年11月30日以降は、路線全体表示が無くなり、路線図と停車駅表示の色が、種別の色から相鉄線のラインカラーである青色に変わっています。

メーカーは調べてみましたが、わかりませんでした。ほぼ確実に三菱製だと思われます。

9000系

2016年より運行が開始された9000系リニューアル車、現在進行しているデザインアッププロジェクト「YOKOHAMA NAVYBLUE」の第一弾の車両です。
現在6編成が在籍し、在籍している全ての車両がリニューアルされています。

モニターサイズは、アスペクト比16:9、17インチです。
2019年11月30日以前は、ヘッダー部分が11000系と同様の青色の表示になっていましたが、
ROM更新後は、ヘッダー部分が、後述する20000系・21000系や12000系とほぼ同一デザインのものとなりました。

製造メーカーは、東京メトロの一部車種で採用されている「パッとビジョン」を手掛けている、コイト電工です。

20000系・21000系

2018年2月より運行が開始された、東急直通用車両20000系・21000系のモニターです。

相鉄線を走る車両の中で、最もサイズが大きく、横須賀線E235系1000番台と同じ、アスペクト比16:921.5インチのものが採用されています。

製造メーカーは、東急2020系列やE235系で採用されている、日立製作所です。
ドア開閉表示は、滑らかに動くアニメーション表示となっています。

12000系・E233系

JR直通電車に使われる、相鉄12000系と乗り入れ先のE233系7000番台の表示機です。共通のものが採用されています。

モニターサイズは、アスペクト比16:9、17インチです。

製造メーカーは三菱電機で、同メーカーが開発したグラフィック描画回路「セサミクロ」が搭載されており、ドア開閉などで、滑らかなアニメーション表示が行われます。

また、この方式のLCDならではの特徴ですが、
相鉄線内とJR線内で、ヘッダーデザインが大きく異なり、境界駅の羽沢横浜国大で各社独自のデザインへと切り替わります。
走行する会社ごとに、ヘッダーデザインが大きく切り替わる例は、東急電鉄と東京メトロ・都営地下鉄等が挙げられます。

同種のモニターを搭載する東急5050系・5080系・3000系と都営6500形も、相鉄線に乗り入れた際に、新横浜で上記の写真のような表示に切り替わるものと見ています。

おわりに

結論としては、4種類あることがわかりました。

日立やコイト、三菱のセサミクロと、様々なメーカーのディスプレイを搭載しておきながら、ヘッダー部分は自社独自のデザインとしているのが面白いです。

また、ネイビーブルー車は、車種によってモニターが違うのに、ヘッダーデザインがほぼ統一されているところが、こだわりだなと感じています。

3画面の都営6500形が相鉄に乗り入れたら、どういう風になるのかな?

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須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

2021年7月~9月、公共交通機関で日本一周をし、60万円以上をドブに捨てる

2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

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