2023年3月18日に開業した相鉄・東急直通線。
新路線である新横浜線を介した、相鉄と東急との直通運転開始により、既存の直通ネットワークを合わせた形の、7社局14路線に渡る巨大な直通ネットワークが形成されました。
新横浜線への乗り入れに関し、目黒線系統の三田線・南北線・埼玉高速鉄道線、東横線系統の副都心線、東武東上線が直通していますが、東横線との積極的な直通運転が行われている、西武池袋線は新横浜線に乗り入れていません。
相鉄どころか、東急新横浜線新横浜駅までの乗り入れが行われていない西武線は、今後東急新横浜線、相鉄線への直通列車を走らせるのでしょうか?
相鉄・東急直通線の東横線系統で使われる車両
相鉄・東急直通線の東横線系統で使用される車両ですが、相鉄20000系と東急5050系4000番台の2車種です。
相鉄線と東武東上線は、直通運転を行っていますが、相鉄の車両が東武線に乗り入れることは無く、使用されるのは東急5050系4000番台のみとなります。
東急5050系4000番台は、東急東横線・みなとみらい線・副都心線・東武東上線・西武池袋線(西武有楽町線含む)・相鉄線の6社線と、F直(副都心線)に関連する全ての事業者に入線できる車両です。
今回は、現行の車両設備で直通運転が行われるかどうかを判断するため、
西武車の相鉄線乗り入れや、逆に相鉄車の西武線乗り入れはしないものとし、東急5050系4000番台のみが充当されるものとして、考えて行きます。
西武池袋線から新横浜線への直通は運用の効率(都合)次第
西武池袋線~新横浜線~相鉄線への直通は、東急の車両運用や各社局の運用効率(都合)によりできる可能性があると見ています。
最初に2024年改正現在、運用効率の都合でできた珍列車の例を見て行きましょう。
運行番号休日54K・海老名5:14発 → 小川町7:39着の列車。
今回の直通運転で誕生したロングラン列車として有名ですが、この列車も、意図的に設定された訳では無く、各社局間での運用効率を求めた結果誕生しました。
運行番号54Kの午前の大まかな流れですが、
- 相鉄線かしわ台を出庫
- 海老名駅で折り返し→特急小川町行きへ
- 小川町駅到着後、Fライナーとして元町・中華街へ
- 元町・中華街⇔和光市 を行き来する東横線内急行に充当
と言う流れになります。
この海老名発小川町行きですが、直通線開業前は、元住吉出庫菊名始発の列車であったそうです。
留置場所を元住吉からかしわ台に変更した結果、海老名発小川町行きが誕生したと言えます。
個人的な認識ですが、東急車の走行距離の調整、東武線内での列車本数の確保の面から、東武東上線入線後、北限の小川町まで往復させるのが、最も効率的だと判断されたのだろうと思います。
さて本題に入りますが、もし西武池袋線と新横浜線、相鉄線の直通運転ができるとしたらを考えてみましょう。
例えば、東急5050系を
- 相鉄線内出庫 or 朝ラッシュ帯相鉄線内一往復(元住吉出庫?)
- 相鉄線発西武池袋線行き(所沢 or 小手指 or 飯能)
- 西武線内到着後、西武線系統Fライナーで日中時間帯往復
このパターンであれば、相鉄線内に東急車を留め置いた後、もしくは相鉄線内での直通列車を確保しながら、西武池袋線系統のFライナーを効率よく走らせることができます。
続いてのパターンと行きましょう。
- 西武池袋線内出庫(武蔵丘?)
- 西武池袋線発副都心線方面行き
- 東横線内では、元町・中華街へ行かず相鉄線へ
- 日中時間帯、相鉄・東急直通線系統に充当
先ほどのパターンとは逆と考えていただくと分かりやすいかと思います。
2024年改正、現行の東急5050系4000番台の運用では
- (西武線内滞泊)武蔵丘出庫、飯能始発準急に充当
- 元町・中華街到着後、渋谷へ
- 渋谷から、相鉄・東急直通線を往復(東上線内川越市まで)
- 終車間際に相鉄線内運用で、新横浜線を1往復
- 海老名駅到着後、かしわ台に入庫(相鉄線内夜間滞泊)
の5直+相鉄の全社線踏破する運用があります。運行番号・休日52K
このような運用が、関係する各社の運用効率上の都合により、西武池袋線から直接相鉄線へ入線した方が良いという判断になれば、実現するかもしれませんね…
結論としては、
としてまとめます。
おわりに
放送や発車案内表には、設定があるとのことですが、相鉄線発の「飯能」行きを見ていたいですね…
相鉄グループ情報および直通線情報(鉄道コム)
掲載日 | コらム |
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2024年3月10日 | 相鉄10000系、始動する「リバイバルプロジェクト」 2種類の復刻カラー実現なるか!? 【復刻決定おめでとう!!!】 |
日付 | イベント |
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7月25日(木)より | ゆめが丘駅副名称「ゆめが丘ソラトス」設定・ソラトス改札口 供用←new |
7月25日(木)より発売 | 相鉄 ゆめが丘ソラトス開業記念入場券 発売 |
7月25日(木)~8月15日(木) | 相鉄 ゆめが丘駅 ゆめきぼ切符キャンペーン 開催 |
7月21日(日)より | 相鉄・JR直通線、渋谷駅新南改札移転(新駅舎供用開始)←new |
7月28日(日) | 相鉄本線和田町駅 ホームドア 運用開始(上下線とも) |
7月7日(日)販売 | 相鉄 星川みほし アクリルスタンド 販売 |
7月7日(日)~7月31日(土) | 相鉄 星川みほし バースデー記念ミニラリー |
7月6日(土)販売 | 相鉄 そうにゃん手ぬぐいなど 販売 |
7月6日(土)~9月1日(日) | 相鉄 夏のそうにゃんスタンプラリー2024 |
5月18日(土)~11月下旬 | 相鉄10000系旧塗装・赤塗装復刻ラッピングを運行 |
5月14日(火)より当面の間 | 東急 5050系 新幹線デザインラッピングトレイン 運転 |
4月27日(土)より発売 | 相鉄 12000系プラレール 販売 |
4月1日(月)より | 横浜駅・二俣川駅に副駅名を設定 |
3月21日(木)~来年3月頃 | 相鉄 11代目そうにゃんトレイン 運転【運行中!】 |
3月4日(月)より当面の間 | 東急3020系 新幹線デザインラッピング運行【運行中!】 |
掲載日 | ニュース |
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2023年11月6日 | 相鉄、海老名駅改良工事の今後のスケジュールを発表 2025年上期に新改札口を供用開始へ |
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テレビにおいて、同様の趣旨の説明がされています。