【幻の種別】相鉄線の通勤快速はどのように設定される構想だったのか

運用・ダイヤ
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2023年3月現在、各駅停車、快速、通勤急行、通勤特急、特急の5つの種別が走っている相鉄線。

元々、各停と急行しかなかった路線ですが、1999年いずみ野線湘南台まで全通に際し、星川、鶴ヶ峰に停車する優等種別の快速が登場。
2014年に二俣川以西でも通過運転を行い、神奈川県央方面との速達性を高めた特急が登場。
2019年11月のJRとの直通運転開始と同時に、通勤急行と通勤特急が登場し、直通電車も相まって、行き先や種別のバリエーションが非常に豊富となりました。

上記のように、少しずつ種別が増えてきた相鉄ですが、2014年の特急登場以前まで、一部の車両には「通快」の種別幕が入っていました。
結局は運行されなかった通勤快速ですが、もし設定されていたとしたら、どういう風に走らせていたのでしょうか?

5000系引退イベントや7000系休車車両で見れた「通快」

相鉄厚木線の厚木操車場。
2023年現在は、訓練や夜間滞泊に使われている、厚木操車場の留置線ですが、
かつては、休車となった車両が置かれていました。

その休車となった車両の内、真ん中の車両クハ7512は、厚木に停車中「通快」の種別表示をしていました。
JR相模線のホームから観察すると、はっきりと白地に緑文字で「通快」と表示されているのがはっきりと確認できていました。

このクハ7512は、2018年1月24日深夜に、かしわ台車両センターより解体場に陸送され、廃車となりました。

2009年2月7日に行われた、相鉄5000系のさよなら撮影会では、
10両編成を中間の運転台を境に、5両と5両に分割して、撮影会が行われました。

4つある先頭車の内、クハ5554では「通快 湘南台」を表示し、今も秘かに相鉄ファンの伝説となっています。

通勤快速はどのように設定される構想だったのか

通勤快速の運行時間帯と停車駅の設定ですが、当時の快速はどのように走っていたのかを知り、そこから設定を考えましょう。

2014年の特急運行開始以前の快速ですが、いずみ野線直通のみの設定となっており、
急行=海老名発着 快速=湘南台発着と棲み分けがされていました。

また、当時は新横浜線は開通していないため、西谷駅は通過しています。
2012年の西谷駅4番線使用停止以前は、朝ラッシュ時間帯にも運転がされていました。

それらを踏まえると、まず通勤と付く種別なので、朝ラッシュ時間帯に運転するものとし、いずみ野線発着のみとします。
停車駅設定は、現在運転されている通勤急行同様、星川駅を通過するものとし、
停車駅は「いずみ野線二俣川まで各駅・鶴ヶ峰・横浜」となっていたものとして考えています。

利用者の多い鶴ヶ峰の利便性を高めつつ、星川を通過して遠近分離と、星川周辺の列車の流れをスムーズにすることが可能でしょう。

このような停車駅設定のため、早朝時間帯に関しては、利用者が少ないため、本線海老名発を1本~3本程度、設定されてもよかったかもしれませんね…

夕方時間帯は、鶴ヶ峰に次いで利用者の多く、緩急接続が可能な星川に停めた方が得策なので、現在の通勤急行同様、設定されなかったでしょう。

また、2019年に上下線が共に高架線に移された、星川駅高架化工事では、工事期間中は待避設備を廃止(2面2線化)とし、西谷駅に待避設備を集約化する計画でした。
ところが、神奈川東部方面線の計画で、西谷駅待避線が使用できなくなり、工事期間中の2面2線かが頓挫しました。

もし、星川駅が工事期間中2面2線となっていた場合、工事が完了するまで設定されていたのかもしれません。

お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、この記事で考察した「通勤快速」
2023年現在運行されている「通勤急行」とは、西谷駅に停車する以外は、役割を含め一切違いがありません。

そのため、史実だと2019年11月に開業した、相鉄・JR直通線開業のダイヤ改正にて、
本線系統を多数設定するに備えるのと、種別整理のため「通勤急行」に改称されて、消滅していた可能性も十分あるでしょう。

10年前の改正で、京王線の「通勤快速」が、現在の「区間急行」に改称されたという例もあるので、十分あり得ます。

おわりに

埼京線内で12000系の通勤快速を見てみたい!!!

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