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【相鉄・東急直通線】運行計画概要を発表 いずみ野線特急がまさかの復活

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みなさん、こんにちは!神奈川県大和市在住、相鉄線ユーザーのkeitrip/須田 恵斗です。

本日、相模鉄道株式会社ならびに、東急電鉄株式会社より、来年春開業予定の相鉄・東急直通線の運行概要が発表されました。

概要は以下の通りです。

相鉄・東急直通線運行計画概要のお知らせ【相模鉄道】

2023年3月開業(予定)東急新横浜線の運行計画の概要について

相鉄・東急直通線の運行系統

①相鉄本線から東急目黒線方面へ、相鉄いずみ野線から東急東横線方面へ直通運転します。
※一部の列車を除く

△相鉄・東急直通線の相鉄線内の停車駅
(上記発表資料内PDF https://cdn.sotetsu.co.jp/media/2022/pressrelease/pdf/r22-178-p51.pdf より引用)

運行概要は資料の通りで、早朝深夜帯などの入出庫する電車を除いて、

  • 相鉄本線    ~ 東急目黒線方面
  • 相鉄いずみ野線 ~ 東急東横線方面

と、運行形態がほぼ固定されるようです。
後述しますが、東横線直通電車は、東急線内全ての電車が急行として運行されるようです。

関東で似たような事例として、湘南新宿ラインの運行系統が・東海道線~高崎線・横須賀線~宇都宮線と完全に固定されているのと同じような感覚だと思えばいいでしょう。

西谷発着の本線の電車を設定

②西谷駅始発の横浜駅行き、および横浜駅発西谷駅行きを設定します。

なお、運行時間帯や詳しい列車種別等は、現時点では発表されていません。
もしかしたら、阪神電車 尼崎発着の急行のような、短距離特急や快速ができるかもしれませんね…

これにより、早朝深夜帯、試運転電車やダイヤ乱れ時のみ使用されてきた、西谷駅海老名方の引き上げ線が終日、かなりの頻度で使用されるものと思われます。

いずみ野線でまさかの特急が復活

③相鉄いずみ野線内の特急列車の運行を再開します(東急線直通列車で設定)。

①の運行概要資料の停車駅表の通り、JRとの直通運転開始された、2019年11月30日のダイヤ改正を以て廃止された、いずみ野線内を走る特急が復活します。

しかし、以前と異なり、新横浜線の東急線直通電車での設定のようです。
詳細なダイヤが発表されていないため、断定はできませんが、各駅の利用状況などを考慮すると、日中時間帯での運行ではなく、朝ラッシュ帯や夕ラッシュ帯でのみ、運行の可能性もあります。

いずみ野線快速、本線特急の運行時間帯拡大

④相鉄いずみ野線の快速列車、相鉄本線の特急列車の運行時間帯を拡大します。

いずみ野線発着の快速は、2021年のダイヤ改正にて、日中時間帯や休日の夕方以降の運行が取りやめになりました。

これにより、日中時間帯や休日夕方時間帯の、横浜発着の優等種別の本数は、
毎時8本~9本から毎時6本に減らされており、一部電車で混雑の激化や、乗り換え回数が増大しています。

この「運行時間帯を拡大」の具体的な内容が発表されていませんので、話半分で聞いていただきたいのですが、
前述の西谷発着の各停をうまく活用し、西谷以西の運行本数を適正化して、2021年以前と同様、日中時間帯のいずみ野線快速の復活、というのをを期待してもいいかも知れません。

また、本線発着の特急の運行時間帯の拡大も行われるようです。
この特急は、2014年登場以降、ダイヤ改正の度に徐々に運行時間帯を拡大し、2022年現在、早朝・深夜を除くほぼ全ての時間帯で運行されています。

さらに、運行時間帯を拡大となると、初発直後や終発直前にも設定されるという解釈でいいのか?気になるところです。

東横線でワンマン運転開始

東横線ワンマン運転開始のお知らせ(上記発表資料内PDF https://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/20221124-1.pdf より引用)

新横浜線開業に伴い、2022年現在、車掌が乗務するツーマン運転を行っている東横線で、ワンマン運転が開始される予定です。

東横線全駅にてホームドアが設置されている事、東急目黒線のノウハウがある事や、乗入先の副都心線内でワンマン運転が行われている事による、
ソフト面、ハード面の両方での導入ハードルが低く、今回の新横浜線開業を機に、ワンマン運転開始に踏み切ったものと見られます。

相鉄線直通電車 東横線内は終日急行 目黒線は急行が基本

運行形態表(上記発表資料内PDF https://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/20221124-1.pdf より引用)

東急東横線は、各停のみ停車する駅のホーム有効長(非常用通路を除く)が8両編成までとなっており、
2022年現在、全ての各駅停車が8両編成で運行されています。

一方、相鉄線~東横線を行き来する車両、相鉄20000系、東急5050系4000番台は10両編成です。
そのため、新横浜線から来る電車は、東横線内では、各駅停車での運行ができなくなっており、全電車が急行として運行されます。
今後のダイヤ改正次第では、朝ラッシュ帯や夕ラッシュ帯で、通勤特急として運転と言うのも期待してもいいかも知れません。

目黒線系統は、乗入先の地下鉄を含む、全駅で8両編成の停車が可能となっており、編成両数による運転種別の制限がありません。
そのため、目黒線内を各駅停車として運転される電車がありますが、速達性を確保するため、相鉄線から直通してきた電車は、急行運転が基本となるようです。

おわりに

各社の車両動向を見ると、目黒線系統でも相鉄線乗り入れ対応車両が限られています。
この先10年後20年後の車両動向で、どう東急直通電車が変わるのか、まだまだ先の話ですが楽しみなところです。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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相鉄グループ情報および直通線情報(鉄道コム)

掲載日コらム
2024年3月10日相鉄10000系、始動する「リバイバルプロジェクト」
2種類の復刻カラー実現なるか!?

【復刻決定おめでとう!!!】
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