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【大東急時代】相鉄・東急直通線開業で、意外な駅が乗っ取られました【相鉄星川留置線・運用】

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2023年3月18日 相模鉄道と東急電鉄は、新横浜駅を経由する新路線、新横浜線を新規開通、同路線を経由した直通運転を開始しました。

乗入先の東急東横線・目黒線と組み合わせた、既存の広大な直通ネットワークに接続など、非常に多くの要素で注目が集まる相鉄・東急直通線。

相鉄線内では、直通電車が走る西谷以西の本線、いずみ野線に大きな注目が集まるかと思いますが、
直通電車が通らない、従来からのターミナル横浜駅と、直通線が分岐する西谷駅までの本線区間においても、直通に関連した事が起きています。

著者プロフィール
この記事書いた人
須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

2021年7月~9月、公共交通機関で日本一周をし、60万円以上をドブに捨てる

2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

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最初の快速停車駅:星川

相鉄本線のターミナル:横浜駅(SO01)から5駅目、星川駅(SO05)。

現在の本線の優等種別、快速が停まる最初の停車駅で、2面4線の構造を有する待避可能駅です。
ラッシュ時間帯を中心に、特急・通勤急行の通過追越や、快速との緩急接続が行われています。

2018年11月25日を以て、上下線ともに高架化され、周辺道路の渋滞が比較的緩和されています。

この星川駅は、2023年2月2日に、高架線下スペースを活用した商業施設「星天qlay」が1期オープン、東口通路も開通し、今後もさらなる発展も見込まれます。

この星川駅は、横浜駅と直通線が分岐する西谷駅のちょうど真ん中にある駅。直通線(新横浜線)の電車は、こちらにはやってきません。

2022年5月3日撮影

この星川駅は、直通運転開始の1年前、2022年3月12日のダイヤ見直しを以て、横浜駅側に設置された留置線の使用を開始しました。

星川駅高架化以前は、旧星川工場の名残で留置線が5本設置されていましたが、2006年より高架化工事に伴い撤去、代わりに西横浜駅に4本設置されました。
それ以降、高架化工事が徐々進行し、2022年3月より直通線のダイヤ乱れへの備えや、直通線開業に伴う留置車両の増加に備えて、ご覧の通りの留置線が3線、事実上の復活しました。

相鉄・東急直通線開業前は、ご覧の通り、自社車両しか停まっていませんでしたが、
直通線開業初日に、ある驚きの光景が広がり、鉄道ファンや沿線利用者を中心に話題に上がりました。

直通線開業後、土日ダイヤの星川駅

撮影日:2023年3月19日

この光景がこちら…

東急への直通電車がやってこないのに、3線ある留置線全てに「東急車」が停まっています。
2021年以降の、平日日中の相模大塚駅が、JR線に乗っ取られた相鉄の留置線。
次は、あの東急電鉄にも留置線を乗っ取られたのか、という感じです。

下り線側は、東横線車両。上り線側は、目黒線車両が2編成停まるそうです。

2018年より段々と馴染んできた風景を走る相鉄車と、新たに仲間に加わった東急車が行き交う光景。

特に東横線電車5050系は、横浜駅で地下深くのホームで降りた先に居るはずの電車なので、
JR埼京線E233系7000番台や、目黒線電車よりも、相鉄線に居ることが信じられません。

この光景が見られる時間

この光景が見られる時間ですが、土日ダイヤの11時30分頃から17時24分までの約6時間。
留置される運用番号は、写真の右側から順に、63K・24K・27Kとなります。

63K運行の前後の流れですが、海老名10:43→横浜11:18の、快速横浜行きとして運行。
東急車の相鉄横浜行きとしても、非常に注目が集まる運用ですね…

日中の留置終了後、横浜方面に折り返さず、17時24分に特急海老名行きを追うように回送として出庫。

二俣川駅到着後は、数少ないいずみ野線内完結列車、二俣川17時35分発の各停湘南台行きに充当されます。

24K運行の流れですが、埼玉高速鉄道線鳩ヶ谷 8:52→ 西谷 10:19 の東急線内急行に充当。

終着:西谷駅到着後、海老名方にある引上線に20分程度留置され、折り返し横浜方面に回送電車として発車。
星川に10時50分に到着し、上り線側留置線に留置され、翌日の朝に出庫していきます。

翌朝の流れについて解説します。
休日は34Kになり、星川7:13→西谷7:18 回送として出庫。
西谷7:34 → 横浜7:45 各駅停車横浜行きになります。
横浜駅到着後、横浜7:50 → 湘南台8:31 の各停湘南台行きになり、湘南台から東急線内に戻ります。

平日は30Kになり、星川5:56 → 二俣川6:05 回送として出庫。
先ほどの休日63Kと同じく、流れでいずみ野線完結列車、二俣川6:06 → 湘南台6:22の各停湘南台行きとして運転され、折り返し東急線に戻っていきます。

27K運行の前後の流れですが、高島平6:52 → 西谷8:19 目黒線内各停西谷行きとして運行後、西谷駅引き上げ線へ入庫します。
西谷引き上げ線を10分程度で折り返し、西谷8:34 → 星川8:38 で回送され、7番線へ入庫。

次の営業列車は、西谷20:31 → 西高島平22:01 目黒線内各停西高島平行きです。
先ほどとは逆の手順で行き、星川駅逆線出発で、星川20:10 → 西谷20:15で回送され、西谷駅引き上げ線へ入線。
その後、新横浜線の営業列車として営業運行に就きます。

最後に、先述の休日63Kの通り、相鉄横浜駅へ出入りする東急車の運用が、土日を中心に多数設定されています。

3編成もの東急車が星川駅に留置されている間には、東急車の横浜発着の列車が1往復設定されています。
星川駅15時53分発 快速横浜行き(上り)と、その折り返しである16時06分着 各停湘南台行き(下り)です。

その列車が通り抜ける一瞬の間だけ、より東急線内感が増す光景となります。
直通でカオスになった相鉄線。休日に相鉄を訪れた際は、この東急に乗っ取られた星川駅も観察してみてください。

おわりに

相模大塚駅も、休日にほんの少しのだけ、東急車4編成しかいない時間帯があります。
その後、JR車と相鉄車が入線してくるので、カオスな光景が広がり、その様子は撮影したのですが、
東急車しかいない時間帯も撮影してみたいところです。

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須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

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2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

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