みなさん、こんにちは!相鉄線沿線民、神奈川県大和市在住のkeitrip/須田 恵斗です。
大和市の中心駅である大和駅、横浜からの相鉄線全種別が停車する他、小田急江ノ島線、特急ロマンスカーも停まる両路線の主要な乗換駅となっています。
そして相鉄線の大和駅の海老名方には引き上げ線が1本あり、大和止まりの折り返し用として整備されています。
現在は、
- 平日朝 大和行き 6本 ・平日夕方 大和行き 1本
- 平日朝 大和始発 3本 ・平日夕方 大和始発 2本
- 休日朝 大和行き 1本
のみの設定で、引き上げ線で直接折り返すのは、平日の朝に3回(内2回は二俣川から大和まで下り回送)となっています。
現在はあまり活用されていない大和駅の引き上げ線ですが、JRとの直通運転が行われる前まではかなりの頻度で大和折り返しの電車が設定され、引き上げ線が頻繁に使用されていました。
多く設定されていたころの各停大和行き
2014年の特急設定前までは、平日日中~夕方に20分間隔、休日日中~夕方に30分間隔で設定されていました。
下り大和行きは、二俣川駅にて急行海老名行きと快速湘南台行きに接続を行います。
快速との接続で、希望が丘~大和間の急行の補完列車としての役割を果たしていました。
上り大和始発は、二俣川で湘南台からの快速に接続、その続行で海老名からの急行の接続を行います。
これにより、二俣川で乗り継ぐことによって、大和~希望が丘間の最速列車としての役割を果たしていました。
2014年4月27日改正で特急が運転開始、それにより特急が設定されていない夕方の時間帯のみの設定に短縮がされます。
それでも、かなりの頻度で大和駅で折り返しが行われていたことに変わりありません。
2019年11月30日:JR線との直通運転開始のダイヤ改正の時に、平日夕方に特急が運転を開始。
大和行き・大和始発は大幅に減便され、2021年ダイヤ改正で、さらに減便され今に至ります。
直通運転開始前、混雑を少しでも避けるために快速と乗り継いで大和行きの電車に何度もお世話になったのを覚えています。
ポイントは海老名駅
終点・海老名駅は1面2線の駅となっており、ラッシュ時には多くの列車が速やかに折り返していきます。
現状直通電車が多くても1時間あたり4本で、横浜行きが大半を占める構成です。
運行距離の短い横浜行きが多い現在は、ダイヤが乱れた際にJRとの直通を取りやめても、大きな影響は自社線内で済むようになっています。
東急線との直通運転を開始すると、横浜方面の割合が下がり、直通運転を取りやめた際の自社線内各駅への影響が必然的に上がり、さらに複雑な東急線内への影響は計り知れません。
そのため日中~夕方ラッシュ時は、東急線からの分を純増という形にする可能性が高いです。
ですが、夕方ラッシュ時には、直通電車を含めて15本の折り返し運転を行っている海老名駅のキャパシティは限界に近いでしょう。
そこで、増発分を大和駅止まりにし、海老名駅の折り返しを現状とほぼ同じ本数維持するものと思われます。
大和駅の引上線の本数は1本で、30分間隔で運転すれば、折り返し時間は25分程度確保でき、下りの遅れを上りになるべく持ち越さないようなダイヤにできます。
通常時は、東急線方面は海老名行きで、海老名で速やかに折り返し、
ダイヤが乱れた際は、横浜からの大和行きを海老名行きに変更し、西谷や大和で折り返せば、相鉄線内への影響も少しは抑えられるはずです。
日中に関しては、東急線~本線系統は海老名までそのまま純増という形にすれば、東急との直通運転中止時にも各駅への影響は抑えられます。
そのため、通常時は全列車海老名までの運行とし、ダイヤが乱れた際に、直通運転を中止し特急を快速に格下げや、大和駅で直通電車を折り返させて、自社線内の影響と東急線方面への影響を抑えることができそうです。
まとめ
- 朝ラッシュ時 現状維持
- 日中 海老名まで純増 定期での設定なし
- 夕方ラッシュ時 純増分を大和で折り返し
以上のことから、夕方に大和止まりの復活が考えられそうです。
どのような形であれ大和駅は、海老名駅のバッファとしての役割を持っており、東急との直通時にさらにその役割が高まりそうです。
今回の記事は、大和駅での折り返し列車復活可能性を考える記事であり、東急線とのダイヤを具体的に予想するものではありませんのでご了承ください。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
相鉄グループ情報および直通線情報(鉄道コム)
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