相鉄では悲願の東京乗り入れプロジェクトと合わせて、デザインブランドアッププロジェクト「YOKOHAMA NAVYBLUE」をスタートさせ、2016年に第1弾として、9000系がリニューアルされデビュー。
続いて、東急線直通車両20000系、JR線直通車両12000系がデビューし、
既存車両の置き換えとリニューアルを合わせて、相鉄が保有する半数以上の電車がYOKOHAMA NAVYBLUEとなっています。
このプロジェクトにより、相鉄車は東京都心に乗り入れた際、他の事業者とは違う目立った電車として注目を集め、相鉄を知らない方々に対して「走る広告塔」としての役割を果たしています。
2023年3月18日の東急との直通運転でも、その効果が絶大的に得られました。
「YOKOHAMA NAVYBLUE」の9000系・12000系・20000系は、車両構造はそれぞれ大きく違うものの、ほぼ同じ内装となっていますが、今後の新型車両では内装に変化があらわれるのでしょうか?
気がものすごく早いですが、予想してみます。
YOKOHAMA NAVYBLUE 現在の内装
YOKOHAMA NAVYBLUEである9000系・12000系・20000系の内装をざっくり紹介します。
車内は灰色を基調としたシックでお洒落な内装。車端部は黒い壁面にガラス戸の貫通扉。
座席モケットは灰色、つり革はグレーの楕円形のもので、非常につかみやすくなっています。
地味に注目なのが、全体に敷き詰められた本革風の黒い床材。
小田急5000系や東急2020系列など、フローリング風の床材の電車がでてきた中で、この本革風の床材も唯一無二の存在です。
一番注目を集めるのが、時間帯によって照明の色が細かく変化する調色照明。
昼間は白色系の照明として走り、夕方18時以降は電球色で車内を照らします。
2016年に登場して以降の変化としては、9000系と20000系第1編成(20101×10)では、乗降扉鴨居部が黒い系であったのに対し、
12000系と20000系第2編成以降では、扉や壁面と同じグレーで統一されてるようになったこと。
座席の袖仕切りが、9000系ではグレーの従来とほぼ同じ形状の物が使われていたのに対し、
12000系・20000系では、荷物棚と一体のガラスの袖仕切りとなったところです。
このように9000系・12000系・20000系は、細かい部分を除けば、ほぼ同じ内装である事がわかるでしょう。
今後登場する車両の内装を考える
現在のYOKOHAMA NAVYBLUE車両の内装ですが、非常に洗練されており、
このプロジェクトの概要や気合の入れようを考えると、同じような内装が続くものと思います。
阪急電車が、50年前からほぼ同じ内装であるのと同じような感じです。なので、細かい部分を変えて、内装を変えていくものと思います。
現状のコンセプトを保ちつつ変化を与えられるとすれば、乗降扉です。
今のYOKOHAMA NAVYBLUE車のドアは、壁面と同じ色調の物が使われ、メリハリがありません。
一方、最近デビューした他社の新型車両を見ると、副都心線・有楽町線17000系や、京阪13000系では、ブラックに近いグレーを採用し、シックな内装の中でバランスを崩さずにメリハリを持たせています。
都営三田線6500形では、ラインカラーをイメージした青い化粧板を採用。
白を基調とした明るい車内の中で、バランスを崩さずに車内にメリハリを持たせています。
なので今後、登場する車両ではメリハリを持たせるため、扉部分を9000系の鴨居部と同様の黒基調の化粧板にしたものになっているかもしれません。
現在、グレーを基調としている座席ですが、座面は現在と同じグレーのままに、背面をE657系に近い黒色の物に変更。
そうすることによって、コンセプトを保ちつつ、メリハリのある新しい車内空間となるはずです。
おわりに
乗降扉と座席を、グレーから黒に変更するだけ…と、
これくらいしか変えようがないので、コンセプトがしっかりとしているんだなと実感しています。
妻面部や上部壁面、袖仕切りを、駅舎みたいにレンガ調にするのもお洒落かなと思いましたが、
大きい物体だから成り立つのであって、通勤電車の車内としては、似つかわしくないなと想像して感じました。
高級セダンのようなノリで、手すりを木目調にするのも思いつきましたが、似合うかもけどコンセプトからどこか外れそうな気がします…
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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相鉄グループ情報および直通線情報(鉄道コム)
掲載日 | コらム |
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