2020年から、デザインブランドアッププロジェクト「YOKOHAMA NAVYBLUE」への、リニューアルが開始された相鉄10000系。
2024年4月現在、機器更新された4編成の内、2編成がNAVYBLUEに内外装をリニューアルされており、営業運行に就いています。
そんな10000系は、2024年度は、3編成を「YOKOHAMA NAVYBLUE」にリニューアルする予定です。
今年度、一気に数を増やすこととなる10000系リニューアル車「10000R系」、どの編成がリニューアル対象なのでしょうか?
2024年度設備投資計画で、10000系3編成をリニューアル
2024年4月26日、相模鉄道と相鉄バスより、2024年度設備投資計画が、合同でプレスリリースされました。
相模鉄道【鉄道部門】では、引き続き鶴ヶ峰連立の推進、ゆめが丘駅・海老名駅のリニューアル、2023年度では計画にあったものの達成できなかった、上星川駅・和田町駅へのホームドア設置が記載されています。
同プレスリリース内にて、鉄道ファンより大きな注目を集めたのが、10000系車両を3編成リニューアルです。
2.サービスの向上
2024年度 鉄道・バス設備投資計画【相模鉄道・相鉄バス】
○10000 系車両のリニューアル 「デザインブランドアッププロジェクト※1」の統一コンセプトに基づき、車両のリニューアルを進めています。
今年度は、10000系車両3編成をリニューアルします。
2023年度末時点では、2編成しか営業運行に就いていない、10000系リニューアル車両。
※2023年度末時点では、10701×10・10704×8がリニューアル済み。
このプレスリリースにより10000系は、2024年度中に、8編成の内2編成から5編成にリニューアル車両が拡大し、一気に勢力が広がる事が分かります。
設備投資計画とは関係ありませんが、相鉄10000系は未更新車4編成の内、10705×8に登場時の旧塗装・10708×10に赤帯を模したラッピングを、先頭部分に施すことが決定しています。
なので相鉄10000系は、リニューアルと復刻ラッピングの両方の面で注目ですね。
2024年度は、どの編成がリニューアル対象なのか?
結論は
- 10702×10…(2021年機器更新済み)【4/29運用復帰】
- 10703×8 …(2022年機器更新済み)
- 10705×8
です。
リニューアルとなる3編成ですが、1編成目は、先日4月29日(月)に運用復帰した10702×10です。
2021年、甲種輸送にて長野総合車両センターに入場し、機器更新を終えた10702×10。
同編成は2024年1月下旬、かしわ台車両センターにて、既存の帯を剥がしてYOKOHAMA NAVYBLUEへの塗装が行われているのが確認されました。
3月16日に撮影した10702×10(右側の車両)です。
ご覧の通り、YOKOHAMA NAVYBLUEに塗装されているのが確認できます。
その後、前述の通り、4月29日(月)に67ゥにて運用に復帰しています。
なので2024年度リニューアル第一弾は、10702×10となります。
続いての編成ですが、10702×10と同じく、事前の機器更新が済んでいる10703×8と見ていいかもしれません。
というのも、その他のリニューアルが済んでいない編成は、床下機器の更新が行われていない未更新車です。
相鉄かしわ台車両センターの収容能力や、運用予備を考慮すると、年間2回のペースでの機器更新が限界です。
未更新車を1年の間に2編成を機器更新する事は可能かもしれませんが、その後のYOKOHAMA NAVYBLUEへのリニューアルを考えると、工期がより長くなる事や、4月末時点では10702×10がリニューアル途中であった事を考慮すると、厳しいことは確実でしょう。
そのため、既に機器更新(前照灯移設・行先表示器の交換)を終えていて、リニューアル時の工期が短いと見込まれる10703×8も、対象と見ていいかも知れません。
10000系のリニューアル第3候補は、見当が付きません。
残る機器未更新車4編成 10705×8 ~ 10708×10 のいずれかの内、最も可能性が高そうなのが、10705×8です。
というのも10000系の機器更新は
- 10701×10…2020年11月08日竣工(YNB化)
- 10702×10…2021年 5月25日竣工
- 10703×8 …2022年 6月13日竣工
- 10704×8 …2023年 4月25日竣工(YNB化)
と番号順に機器更新がされています。
その流れで行けば、10705×8が施工される可能性が高そうです。
この10705×8は、5月中旬から11月下旬まで、登場時の旧塗装復刻ラッピングを施す予定です。
復刻ラッピングが終わるころには、10703×8のリニューアルが終わっている可能性も高く、ラッピングを剥がすと同時に、機器更新とリニューアルがされるのではないかと見ています。
ただ10708×10も、同じ企画で赤帯に復刻ラッピングをするため、ラッピング終了後に10708×10を機器更新し、リニューアルするという可能性も否定できなくはありません。
また新ciカラーのままの 10706×8・10707×8 を、上記2編成の復刻ラッピングが行われている最中に、機器更新を行うという可能性もあるでしょう。
参考文献
2024年度 鉄道・バス設備投資計画【相模鉄道・相鉄バス】 | 相鉄グループ
相鉄グループ情報および直通線情報(鉄道コム)
掲載日 | コらム |
---|---|
2024年5月14日 | 東急、「導入から20年超え」車両のリニューアル実施へ 対象車両や内容は? 広報に聞く |
2024年5月4日 | JRの通勤型車両を使う「特急」「急行」が!? 直通路線をゆくE233系の「花形運用」 |
2024年3月10日 | 相鉄10000系、始動する「リバイバルプロジェクト」 2種類の復刻カラー実現なるか!? 【復刻決定おめでとう!!!】 |
日付 | イベント |
---|---|
7月25日(木)より | ゆめが丘駅副名称「ゆめが丘ソラトス」設定・ソラトス改札口 供用←new |
7月25日(木)より発売 | 相鉄 ゆめが丘ソラトス開業記念入場券 発売 |
7月25日(木)~8月15日(木) | 相鉄 ゆめが丘駅 ゆめきぼ切符キャンペーン 開催 |
7月21日(日)より | 相鉄・JR直通線、渋谷駅新南改札移転(新駅舎供用開始)←new |
7月28日(日) | 相鉄本線和田町駅 ホームドア 運用開始(上下線とも) |
7月7日(日)販売 | 相鉄 星川みほし アクリルスタンド 販売 |
7月7日(日)~7月31日(土) | 相鉄 星川みほし バースデー記念ミニラリー |
7月6日(土)販売 | 相鉄 そうにゃん手ぬぐいなど 販売 |
7月6日(土)~9月1日(日) | 相鉄 夏のそうにゃんスタンプラリー2024 |
5月18日(土)~11月下旬 | 相鉄10000系旧塗装・赤塗装復刻ラッピングを運行 |
5月14日(火)より当面の間 | 東急 5050系 新幹線デザインラッピングトレイン 運転 |
4月27日(土)より発売 | 相鉄 12000系プラレール 販売 |
4月1日(月)より | 横浜駅・二俣川駅に副駅名を設定 |
3月21日(木)~来年3月頃 | 相鉄 11代目そうにゃんトレイン 運転【運行中!】 |
3月4日(月)より当面の間 | 東急3020系 新幹線デザインラッピング運行【運行中!】 |
掲載日 | ニュース |
---|---|
2024年5月13日 | 東急、新丸子駅をリニューアル 2026年上期に竣工予定 |
2024年3月18日 | 東急東横線・目黒線・新横浜線 日吉駅の天井をリニューアル |
2023年11月6日 | 相鉄、海老名駅改良工事の今後のスケジュールを発表 2025年上期に新改札口を供用開始へ |
2023年4月18日 | 相鉄ゆめが丘駅のリニューアル工事、2024年夏ごろに完成 |