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【期待】埼玉高速鉄道の新型車両が相鉄線へ入線する可能性を考える

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2022年12月16日、JRを含む日本全国の鉄道各社局より、来年3月に行われるダイヤ改正のプレスリリースが発表されました。
その中で特に注目の相鉄・東急直通線の開業日も発表されており、予定日は3月18日(土)となっております。

相鉄線と東京メトロ南北線、その先の埼玉高速鉄道の終点:浦和美園駅まで乗り入れる列車が、朝夕に多数設定されている事が発表されています。
しかし南北線電車や埼玉高速鉄道電車の相鉄線対応工事は、確認されておらず片乗り入れの可能性が非常に高いです。

ところで埼玉高速鉄道では、今年4月に東武アーバンパークラインの岩槻延伸に向けて、新型車両を導入することが発表されています。

そこで埼玉高速鉄道が今後導入する新型車両は、相鉄線へ乗り入れる可能性を考えてみます。

著者プロフィール
この記事書いた人
須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

2021年7月~9月、公共交通機関で日本一周をし、60万円以上をドブに捨てる

2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

須田 恵斗をフォローする

埼玉高速鉄道が導入する新型車両とは?

2022年4月21日 埼玉高速鉄道株式会社より、埼玉高速鉄道中期経営計画(2022-2024)が発表されました。
計画の中では、

  • 相互直通運転各社局の8両編成化による新造車両の導入
  • 岩槻延伸に向けた車両の増備の計画

が記載されています。

鉄道チャンネルに掲載されている記事内では、同社代表取締役社長である荻野 洋氏が、新型車両に関して、以下のような言及をしています。

  • 8両編成電車を1本導入
  • 有楽町線新型車両(17000系)と設計を共通化
  • 近畿車輛に発注 ←17000系80番台(8両編成)と同じメーカー
  • 先頭デザインを一新
  • 形式名は未定

なお、具体的な導入時期はわかりませんが、少なくとも2024年度までに導入準備が整うものと見て良いでしょう。

プレスリリースと、荻野氏の言及内容をまとめると、
8両編成の新型車両は、岩槻延伸に向けて導入するということが、公式の場にて言及されたという事がわかります。

相鉄線へ乗り入れは?

多くの方がご存じの通り、2023年3月18日のダイヤ改正より、埼玉高速鉄道は相鉄線と直通運転が開始されることが発表されています。

しかし東急の電車と異なり、南北線と同じく既存の自社路線車両(南北線=9000系、埼玉高速鉄道=2000系)の相鉄線乗り入れ対応工事や、8両編成化は行われておらず

新横浜以西の相鉄線への入線は行われないことは、ほぼ確定しています。

埼玉高速鉄道の新型車両の相鉄との相互乗り入れの可能性について、考える方も多いかと思いますが、

2022年4月時点での導入予定本数は、8両編成1本のみであることから、
わずかな本数のために乗務員検修を行ったり、1本だけ運用の柔軟性が失われることを考えると、
導入開始時点での乗り入れがほぼ確実に行われないことが予想されます。

ここで大事なのは導入開始からの数十年後状況です。

埼玉高速鉄道2000系車両は、2000年の開業時にデビューした車両です。
東京メトロで言うB修繕工事が行われないのであれば、2030年前後に引退する可能性が高いです。

東京メトロ南北線9000系も、1995年から2000年に編成単位で製造された9109F~9121Fは、B修繕工事の実施時期が近付いているのにも関わらず、B修繕工事が1編成も行われていません。

8両編成化のための新造車両に関しても、30両増備予定のところ、2021年に2両のみが搬入されて、現在も既存編成に組み込まれていません。
公式には発表されていませんが、車両計画の変更が行われた可能性があります。

計画変更で予想されるのが、2025年から2030年前後にかけて、東京メトロ南北線と埼玉高速鉄道の両社での、共通仕様の新型車両導入です。
新型車両導入により、南北線9000系9109F~9121F、埼玉高速鉄道2000系の置き換え、南北線品川延伸による編成純増が達成されるものと考えられます。

この新型車両は2022年4月に言及された、岩槻延伸用の新型車両と同じく
17000系ベースで開発され共通化を図るものとして考えても良いでしょう。

既存車両の改造による対応より、新型車両導入時点での対応の方が、長期的に見てコストが抑えられるという考えのもと、
9000系・2000系置換 兼 品川延伸対応の新型車両で、南北線・埼玉高速鉄道の相鉄線乗り入れ対応が行われるものと見ています。

結論としては、数十年後にデビューするであろう、既存車両置き換えの新型車両が導入された際に対応する可能性がある。

という私の見解です。

おわりに

2030年頃の東京の地下鉄の車両陣容がどうなっているのか?ものすごく楽しみになってきました。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

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