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相鉄らしさが無い相鉄10000系 Z世代に注目されている3つの理由とは?

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2002年にデビューし、現在8編成70両が活躍している相鉄10000系。
相鉄10000系はこれまでの相鉄車独自の要素を廃し、JR東日本のE231系をベースにした車両。

はっきり言ってしまえば、鉄道ファン的には、相鉄らしさが一切なく、趣味的に面白味がない車両と捉える方もいらっしゃる事でしょう。
そんな相鉄車らしくない相鉄10000系ですが、実はZ世代には、地味に受けている車両なのです。

今回は、2024年5月執筆時点では24歳、Z世代の相鉄沿線民(最寄り駅は大和)の須田 恵斗が、相鉄10000系がZ世代を中心に人気な理由を解説していきます。

著者プロフィール
この記事書いた人
須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

2021年7月~9月、公共交通機関で日本一周をし、60万円以上をドブに捨てる

2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

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相鉄10000系がZ世代を中心に注目されている理由

当時の最新鋭車両

相鉄10000系は、2002年にデビューし、2007年に全編成が出揃った車両です。
2000年から2010年くらいまでの間は、Z世代の鉄道ファンの多くが、ちょうど本格的に鉄道に関心を持ち始めた頃です。

新型車両というのは、子供からすれば、反射的に来て嬉しい車両です。
そのため、相鉄10000系は当時の新型車両という思い出が刻まれて、注目されているのです。

都会的で相鉄らしからぬ点

この相鉄10000系は、E231系通勤型をベースにした車両。そのため、相鉄のアイデンティティの要素がありません。

ですが、相鉄のアイデンティティが無い点が、当時既存の相鉄車と大きく異なり都会的な印象だなと感じました。
この目次では、10000系の都会的だなと感じた印象を、細かく解説していきます。

相鉄車のアイデンティティ
  1. 直角カルダン駆動
  2. 外付けディスクブレーキ
  3. 編成・車両ごとに違うパンタグラフ

従来と異なる駆動方式

相鉄10000系は、従来の直角カルダン駆動から変わり、TD平行カルダン駆動を採用しています。
直角カルダン駆動では、小歯車の歯数の関係から、特にVVVF車では吊り掛け駆動のような、重く低音が響く駆動音を放っていました。
一方の10000系は、軽やかに相鉄線上を駆け抜けていくため、当時の他の電車と全く異なる印象を子どもながら感じています。

従来と違いシンプルな見た目の台車

相鉄10000系は、ディスクブレーキのローターが、車輪の外側ではなく、一般的な内側になった車両です。
また軸箱支持方式が軸梁式のボルスタレス台車を採用しています。

従来車は、無骨な”ごちゃごちゃした”見た目の台車だったのが、JR型になったことにより、シンプルな見た目の台車となりました。
このシンプルな見た目が、これまでの相鉄と違う、近未来的の電車だなと言う印象を与えることとなりました。

搭載数も少なくなり、統一されたパンタグラフ

相鉄のアイデンティティの一つに、同じ編成・同じモハユニット内に、違うパンタグラフが混在している点が挙げられます。
それは、各車種のパンタグラフを共通の部品として扱っていたためです。

一方の相鉄10000系は共通部品で無く、専用のシングルアームパンタグラフを搭載し、さらにパンタグラフの数も減ったため、スッキリした都会的な印象を持ちました。

ステンレス無塗装車体

10000系以前の相鉄車は、普通鋼製車両は若草色、アルミ車体は無塗装赤帯(9000系は白塗装に赤帯)となっていました。

相鉄10000系は、従来にはない無塗装ステンレス車で、アクセントに車体上部に緑・株に黄色の帯を配しています。
この光沢のある銀色の無機質な車体も、従来の相鉄車と異なる都会的な印象を持ったのを覚えています。

独特な加速音(VVVF励磁音)

相鉄10000系は、相鉄のVVVF車では、初のIGBT素子を用いた車両です。
別名「お化けインバータ」と呼ばれる、形容しがたい静かな励磁音を放ち、静かなブレーキ緩解音も相まって、これまた他の相鉄車と違う印象を覚えました。

従来の相鉄車は、けたたましい緩解音を放った後、抵抗制御車はカム軸をガラガラ回し、断流器を「スパッ!」と音を立てて走ります。
10000系より前のVVVF車も、けたたましい緩解音の後、これまたけたたましいVVVF励磁音を立てながら、直角カルダン駆動の重低音を響かせながら走っていました。

10000系に関しては、当時知識の浅い子どもながら、軽やかに走っている印象を覚えます。
また、当時の山手線・中央総武線各駅停車と同じ音だったので、都会的な印象に拍車をかけていた感じがします。

乗る機会が少ない車両

相鉄10000系は、10両編成3本・8両編成5本の計70両が在籍している車両です。
かつての千代田線06系や207系のように、1本しかいない激レア車両と言う訳では無く、相鉄の中でも特段数が少ない車両と言う訳ではありません。

が…当時、赤電の新7000系6本、8000系が12本(2004年事故以前は13本)、9000系が7本、そこに5000系や7000系も走っています。
8両編成の各駅停車であれば、比較的狙って乗れましたが、10両編成の急行や快速であれば、3編成しかいないため、乗る機会は少ないです。

前述の、当時の新型車両である点、従来の相鉄車と大きく異なる点に、この乗車機会の少なさも重なるため、当時やってくると嬉しかったという思い出に繋がるのです。

結論 子供の頃の思い出の車両であるから

  • 当時の新型車両である事
  • これまでの相鉄車と大きく異なる事
  • 乗車機会が相対的に少なかった事

上記3つの点から、Z世代が子供の頃の乗れて嬉しかったという、思い出に繋がりました。

結論↓
相鉄車らしくない相鉄10000系が、Z世代に受けている理由は、子供の頃の思い出の車両であるから
としてまとめます。

著者プロフィール
この記事書いた人
須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

2021年7月~9月、公共交通機関で日本一周をし、60万円以上をドブに捨てる

2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

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