2023年3月18日に開業した相鉄・東急直通線。相鉄線と東横線・目黒線を乗り換えなしで行き来する事ができるようになりました。
東急との直通運転は、2019年11月30日に開業した相鉄・JR直通線と、ルートが大きく被ります。
また、相鉄・JR直通線の方が運賃が高い傾向にあり、JR直通を使うメリットはほとんど無いように感じる方が多いでしょう。
ここで、相鉄・JR直通線を利用するメリット。相鉄沿線民が相鉄・JR直通線を使って便利だなと感じることを紹介します。
ルートが被る東急直通とJR直通
東急直通線とJR直通線は、両方とも武蔵小杉・渋谷の2駅を通り、ルートが大きく被ります。
距離が離れてますが新宿駅と新宿三丁目駅、JR直通線からは朝の6本~7本のみ直通の池袋駅も含めると、4駅とルートが被ることになります。
駅 | JR直通線 | 東急直通線 |
---|---|---|
武蔵小杉 | ¥536 | ¥576 |
渋谷 | ¥789 | ¥637 |
※新宿 | ¥789 | ¥815 |
池袋 | ¥877 | ¥846 |
二俣川駅から直通線各駅への運賃比較をし、表に記載しました。
運賃計算をする際の距離の区分や加算運賃の都合、東横線は渋谷から先、東京メトロとなり3社を跨ぐため、
行く駅によって、JR直通線の方が安かったり、逆に東急直通線の方が安い場合があります。
運行本数ですが、東急線方面は武蔵小杉での乗換を前提とした場合、東急直通線の方が運行本数が多いため、JR直通の方が不利となります。
その他にも東急直通線は目黒線が目黒から先、三田線と南北線に直通し、JR線が通らない部分にダイレクトにアクセスし細かく停まっていくため、都心部へは東急直通の方が便利という印象です。
実際のJR・直通線のメリット
JR直通線と東急直通線を比較した場合、東急直通線の方が有利な面が多く、
東横線とJR直通線が大きくルートが被っている事もあって、JR直通線は使うメリットが無いように感じられるでしょう。
ここで、私がJR直通線を使うような状況を紹介します。
- JR山手線を使うとき
- 錦糸町・千葉方面へ向かうとき
- 東京から東北・上越・北陸新幹線に乗るとき
- 大崎乗換でりんかい線を使うとき
- 新宿から中央線に乗り換えるとき
- 新宿から大宮・高崎・宇都宮方面へ向かうとき
このような際に、JR直通線を利用します。
上記6つの共通点は、改札の外に一回も出ずに、乗り換えているところです。
東急直通線からJR線へは、乗換が複雑なことが多く、出る改札を間違える可能性があります。
JR直通線の場合は、他のJR線へは、当たり前ですが改札を出ずに比較的すぐに乗り換えられるので、安心して利用ができます。
特に何かと使う機会の多い山手線。
大崎や恵比寿などでそのまま通路に降りて、隣のホームに移るだけでそのまま乗れるというのは、JR直通線に乗るたびにありがたいなと感じています。
千葉方面へ行く際も、武蔵小杉・西大井で降りたホームで待てば乗り換えられるので、そういった際もありがたく利用しています。
なお実際には、中央線に乗る時は、大和に住んでいる事もあり、町田で横浜線に乗り換えて中央線に乗ったり、小田急線でそのまま新宿まで行くことの方が多い感じです。
大宮・高崎・宇都宮方面へ行く時は、JR直通線の乗換先である湘南新宿ラインが、
初発が遅く終発が早めに終わる事や、運行本数が少ない事や、青春18きっぷを使用する際は、横浜経由の方が運賃の清算と入鋏処理が楽な点もあり、横浜乗換、上野東京ラインで行くことが多い感じです。
上記の中央線や大宮方面も、気分的に座っていきたい場合や、あまり歩きたくないときは、運賃が高かったり多少時間がかかったとしても、ありがたく使うときがあります。
結論としては
JR直通線のメリットは、JR線への乗換は改札を出なくて済むから非常に楽
としてまとめさせていただきます。
おわりに
東急直通線が開通したら、JR直通線が不要だという意見に関し、理解はある程度示していたつもりでしたが、それでも、どこかモヤモヤしていたので書きました。
実際の利用状況ですが、JR直通線の朝は、西谷・羽沢横浜国大発車時点で、多くの立客が発生しかなり盛況です。
夕方時間帯も、武蔵小杉を出発した時点でも満席で、立ち客が出るほどに混んでいます。
私も同意見なのですが、相鉄・JR直通電車は、品川・東京方面へ乗り入れた方が良いという意見もあります。
相模鉄道社内でも、そのような意見に理解は示してはいるといえ、JR東日本の都合に左右されるので、
品川乗り入れの実現は、なかなか難しいように思います。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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相鉄グループ情報および直通線情報(鉄道コム)
掲載日 | コらム |
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