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相鉄の優等種別はなぜ?海老名行きと湘南台行きの交互運転がされてないのか

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大都市圏の主要路線では、遠近分離、速達性向上を担うため、多くの優等列車が走っています。
大手私鉄の中で最も路線規模の小さな相鉄線も例外ではありません。

相鉄本線では、横浜~二俣川間で優等種別が10分間隔で走っていますが、今回はその優等種別の行先に関するお話をしていきます。

著者プロフィール
この記事書いた人
須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

2021年7月~9月、公共交通機関で日本一周をし、60万円以上をドブに捨てる

2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

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データイム時の各種別の横浜駅発車時刻

優等種別

  • 08分発 快速海老名行き(西谷特急連絡)
  • 19分発 快速海老名行き
  • 29分発 快速海老名行き
  • 38分発 快速海老名行き(西谷特急連絡)
  • 49分発 快速海老名行き
  • 59分発 快速海老名行き

各駅停車

  • 02分発 各停湘南台行き
  • 13分発 各停湘南台行き
  • 23分発 各停湘南台行き
  • 32分発 各停湘南台行き
  • 43分発 各停湘南台行き
  • 53分発 各停湘南台行き

日中時間帯は、快速と各停が毎時6本(平均10分間隔)で発車しています。
その内、8分発と38分発は、西谷でJR新宿からの特急と連絡を行っています。

なお逆方向(上り方面)は、特急が横浜行きで、西谷まで各駅に停まる電車がJR新宿行きと逆になっています。

ここで行き先に注目していると、優等種別は全て海老名発着、各駅停車は全て湘南台行きになっており、二俣川で接続が行われています。
このままだと、いずみ野線への速達利用時は必ず二俣川駅で乗り換えなければならず、少し不便な印象です。

なぜ、優等種別の行先は全て海老名行きになっているのでしょうか?

二つの行先が交互に運転されている他路線の事例

西武新宿を起点に西東京と埼玉県西部へ足を延ばす西武新宿線・拝島線と、新宿を起点に多摩地域へ足を延ばす京王線・高尾線の事例を見てみましょう。

西武新宿線では、日中時間帯に急行電車が走っており、行き先は本川越と拝島です。
平日日中は本川越行きが3本、拝島行きが2本。休日日中は本川越が3本、拝島行きが3本と交互に運転されています。

分岐駅の小平で、本川越行きは拝島線玉川上水行き or 拝島行きに接続。拝島行きは新宿線本川越行きに接続しています。
なお小平より先、急行電車は各駅に停まります。

つまり、小平駅で接続を行うことによって、新宿線は終点:本川越まで、拝島線方面は玉川上水まで来た急行に乗れば最速で行くことが可能です。

新宿を発車する京王線では、日中時間帯に特急が毎時9本走っており、行き先は京王八王子、高尾山口、橋本です。
京王線京王八王子行きが毎時3本、高尾線高尾山口行きも毎時3本、相模原線橋本行きも毎時3本と交互に運転がされています。

相模原線橋本発着の電車は事例に当てはまらないので、京王八王子発着と高尾山口発着の特急電車のみ説明していきます。

京王線と高尾線の分岐駅となる北野では、特急京王八王子行きは各駅停車高尾山口行きに、
特急高尾山口行きは各駅停車京王八王子行きにそれぞれ接続を行っています。

特急京王八王子行き、高尾山口行き共に20分間隔で運転されていますが、
北野での接続により、京王八王子駅と高尾線京王片倉駅~高尾山口駅まで、特急電車を10分間隔で利用することが可能です。
専門用語を使うと、新宿から乗車して北野以西の各駅への有効本数は毎時6本確保されているということになります。

なぜ海老名行きと湘南台行きが交互に運転されないのか?

なぜ相鉄の横浜発着の優等電車で、海老名行きと湘南台行きの交互運転が行われていないのでしょうか?
もしくは、JR直通電車の運転パターンに合わせて毎時4本を海老名行き、毎時2本を湘南台行きで、横浜~二俣川間の優等電車を10分間隔で運行するダイヤをどうして行わないのでしょうか?

結論としては、二俣川以西の本線といずみ野線の利用者数に差があるからだと考えられます。

2020年度の区間ごとの1日平均各駅乗降人員の合計は

  • 本線(希望が丘~海老名) 332,090人
  • いずみ野線(南万騎が原~湘南台) 83,649人

と約4倍の差があります。

この状況の中、二俣川駅でいずみ野線快速から本線各停への乗換を設定してしまうと、
二俣川駅で大勢の方が乗り換える状況になり、相鉄線内全体で見た場合は不便になってしまうことが容易に想像できます。

そういった状況を鑑みて、優等種別は本線海老名方面、横浜からの各駅停車はいずみ野線湘南台方面となっているのだと考えられます。

なお、2021年3月ダイヤ改正以前の日中は、横浜~湘南台間の快速が設定されており、運転間隔は20分 or 30分と本線の優等種別より本数は少ないながらも運転されています。
横浜~二俣川間では、湘南台行きは特急や急行の直後に、横浜行きは特急や急行の直前を走っていました。

当時は、快速に乗り遅れてしまった場合などは、後続の急行 or 特急海老名行きに乗り二俣川で各停に乗り換えることによって、快速(乗換不要)とほぼ同じ所要時間で行くことが可能でした。

2022年3月ダイヤ改正現在も、平日の夕方ラッシュを中心に湘南台発着の快速が多数運行されています。

おわりに

現在はJR直通も相まって、その慣習は割と崩れてきていますが、
2014年の特急が設定される以前は「横浜から二俣川以西は急行に乗って乗換無し」「いずみ野線は二俣川で乗換 or 快速に乗車して乗換無し」というダイヤになっており、今も名残があるという考え方もできると思っています。

今後の東急直通で、しれっと湘南台行き快速が日中に復活してくれたら個人的に嬉しいなと思います。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
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