相模鉄道では、相鉄本線鶴ヶ峰駅付近の踏切渋滞および地域寸断を解消するため、西谷~二俣川間の内、2.8kmを地下化し、合計10カ所の踏切を廃止する連続立体交差事業が、2022年度から2033年度にかけて行われています。
今回は、二俣川駅の散策と鶴ヶ峰~西谷間を歩き、線路や周辺がどのように変化しているのかを、実際に目で見て確かめてきました。
地下化工事に向けて仮線への切り替えが行われていますので、その様子もご確認ください。
二俣川駅付近線路切り替え
ビフォー(2024年4月23日撮影)
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アフター(2024年6月26日撮影)
2023年3月18日ダイヤ改正を以て使用を停止した二俣川駅5番線(引上げ線)ですが、6月22日始発を以て、線路切り替えが行われ、下り仮線となりました。
二俣川駅下りホームから撮影した際の構図です。仮線への切り替えにより、編成後方が写るようになりました。
二俣川方の切り替えでは、やや急なS字カーブとなっているため、65kmの速度制限が掛かっています。
また引き上げ線部分では、25mレールが採用されているため、騒音と揺れが大きくなっています。
今回切り替わった5番線を流用した仮線は、工事事務所の告知板によると”仮仮線”と記載がされており、工事の進捗により、また別の仮線が敷設され、そちらに切り替えられるものと思われます。
仮線切替により、数m分上り線側に近づく形となりましたが、二俣川駅手前の閉塞信号機は、従来の物がそのまま使用されているようです。
なお旧本線の架線は切り替え後、画像の通り、すぐに撤去されています。
この画像の立ち位置である現行道路が、将来の下り線となる予定のため、工事の進捗に応じ、この信号機の移設が行われる可能性は高そうです。
ビフォー(2024年4月23日撮影)
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アフター(2024年6月26日撮影)
横浜方の仮線切替地点にやってきました。
ちょうどカーブに差し掛かる地点のため、二俣川方と異なり、シームレスに切り替わります。
鶴ヶ峰駅バスターミナル通路切り替え(7/2)
鶴ヶ峰駅北口より徒歩3分くらいの所にある、鶴ヶ峰バスターミナル。
周辺道路(水道道)の混雑緩和と最寄り幹線道路である国道16号より、鶴ヶ峰連立の工事車両をスムーズにアクセスされるために、バスターミナル経由で行けるように改造工事が行われています。
従来の鶴ヶ峰駅側歩行者通路を、工事用車両の通路とするため、代替歩行者通路の整備が急ピッチで行われていました。
この代替歩行者通路は、セブンイレブン横浜鶴ヶ峰駅北店を挟んで反対側に設置され、7月2日より供用が開始されました。
ビフォー(2023年8月29日撮影)
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アフター(2024年6月26日撮影)
従来の歩行者通路の様子です。工事用車両と重機とを通せるように、樹木が伐採されています。
ビフォー(2023年8月29日撮影)
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ビフォー(2023年4月23日撮影)
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アフター(2024年6月26日撮影)
2024年4月1日を以て移設された、バスターミナル内の公衆トイレですが、旧トイレの解体が確認されています。
帷子川親水緑道に仮囲い設置と通路切り替え
相鉄本線鶴ヶ峰駅北側には、帷子川の旧河川敷を整備して作られた公園、帷子川親水緑道があり、鶴ヶ峰駅から徒歩5分でアクセスすることが出来ます。
横浜市内有数の自然を堪能できるスポットという事もあり、旭区を中心とした、横浜市民の憩いの場となっています。
現在行われている相鉄本線の地下化工事では、作業スペースの確保ならびに、駅前後にあるカーブ・S字カーブの緩和のため、鶴ヶ峰駅付近は現在線よりやや北側に移設され、大規模工事ヤードも駅北側に設置されています。
その関係で、帷子川親水緑道も活用し工事が行われており、公園内にも変化があらわれています。
鶴ヶ峰駅側より親水緑道に入るとすぐ、鶴ヶ峰駅北側作業ヤードの仮桟橋が現れます。
作業ヤード付近では、伐採工事も行われるため、6月10日よりアスファルト舗装の仮通路に切り替えが行われています。
先ほどの仮桟橋の高さをご覧いただくと分かる通り、この帷子川親水緑道は、鶴ヶ峰駅付近と約15mもの高低差があります。
地下化後の鶴ヶ峰駅コンコースは、帷子川親水緑道付近直下に設置される事から、地下化後の相鉄本線は、地下約30mの所を走るようになります。
そのため、現在の西谷駅~鶴ヶ峰駅間は、下り列車から見た場合、大半の区間が上り勾配となりますが、地下化後は駅本体が深い場所になるため、大半の区間が下り勾配となります。
現在の鶴ヶ峰駅~二俣川駅間も、下り列車から見た場合、現在線の大半の区間が緩めの上り勾配となっていますが、
地下化後は、駅間が1.8kmとやや長い距離であるにもかかわらず、半分以上の区間が急な勾配となります。
6月10日10時を以て、帷子川親水緑道にある休憩所「あずま屋」は、当面の間、利用停止となりました。
なお、作業ヤード付近以外は、これまで通り、自然を楽しめるようになっています。
相鉄沿線に遊びに来た際は、ぜひいらしてください。
西谷変電所付近ヤード
ビフォー(2024年4月23日撮影)
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アフター(2024年6月26日撮影)
西川島橋付近より、西谷変電所付近の作業ヤードを覗いた様子です。
「成幸利根」と書かれた大型杭打機(三点式パイルドライバ)の設置が確認できます。
すぐ隣にある緑と黒の大型クレーンは、パイルドライバ本体を組み立てるためのもので、後日確認したところ、撤去されていました。
参考文献・参考資料
相鉄グループ情報および直通線情報(鉄道コム)
掲載日 | コらム |
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2024年5月14日 | 東急、「導入から20年超え」車両のリニューアル実施へ 対象車両や内容は? 広報に聞く |
2024年5月4日 | JRの通勤型車両を使う「特急」「急行」が!? 直通路線をゆくE233系の「花形運用」 |
2024年3月10日 | 相鉄10000系、始動する「リバイバルプロジェクト」 2種類の復刻カラー実現なるか!? 【復刻決定おめでとう!!!】 |
日付 | イベント |
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7月25日(木)より | ゆめが丘駅副名称「ゆめが丘ソラトス」設定・ソラトス改札口 供用←new |
7月25日(木)より発売 | 相鉄 ゆめが丘ソラトス開業記念入場券 発売 |
7月25日(木)~8月15日(木) | 相鉄 ゆめが丘駅 ゆめきぼ切符キャンペーン 開催 |
7月21日(日)より | 相鉄・JR直通線、渋谷駅新南改札移転(新駅舎供用開始)←new |
7月28日(日) | 相鉄本線和田町駅 ホームドア 運用開始(上下線とも) |
7月7日(日)販売 | 相鉄 星川みほし アクリルスタンド 販売 |
7月7日(日)~7月31日(土) | 相鉄 星川みほし バースデー記念ミニラリー |
7月6日(土)販売 | 相鉄 そうにゃん手ぬぐいなど 販売 |
7月6日(土)~9月1日(日) | 相鉄 夏のそうにゃんスタンプラリー2024 |
5月18日(土)~11月下旬 | 相鉄10000系旧塗装・赤塗装復刻ラッピングを運行 |
5月14日(火)より当面の間 | 東急 5050系 新幹線デザインラッピングトレイン 運転 |
4月27日(土)より発売 | 相鉄 12000系プラレール 販売 |
4月1日(月)より | 横浜駅・二俣川駅に副駅名を設定 |
3月21日(木)~来年3月頃 | 相鉄 11代目そうにゃんトレイン 運転【運行中!】 |
3月4日(月)より当面の間 | 東急3020系 新幹線デザインラッピング運行【運行中!】 |
掲載日 | ニュース |
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2024年5月13日 | 東急、新丸子駅をリニューアル 2026年上期に竣工予定 |
2024年3月18日 | 東急東横線・目黒線・新横浜線 日吉駅の天井をリニューアル |
2023年11月6日 | 相鉄、海老名駅改良工事の今後のスケジュールを発表 2025年上期に新改札口を供用開始へ |
2023年4月18日 | 相鉄ゆめが丘駅のリニューアル工事、2024年夏ごろに完成 |