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【開業迫る】相鉄のホームドア設置状況から分かる直通先の事情とは?

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相鉄線沿線、神奈川県大和市在住のkeitrip/須田 恵斗です。

近年、大都市圏の鉄道を中心に、設置が急ピッチに進むホームドア。相鉄線も例外ではありません。
そんな相鉄線のホームドアの設置状況は、今後の直通先の事情から、設置区間に偏りがあります。

どうして偏りがあるのでしょうか。そして直通先の納得の事情とは何なのでしょうか。

著者プロフィール
この記事書いた人
須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
20年以上相鉄を利用し、鉄道ファン人生を相鉄と共に歩んできた人。

2021年7月~9月、公共交通機関で日本一周をし、60万円以上をドブに捨てる

2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

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相鉄線で設置されたホームドア

相鉄線で初めてホームドアが設置されたのは、始発の横浜駅です。
元々、パイプの転落防止簡易柵が設置されていましたが、2016年に3番線、翌年には1・2番線に設置されました。

2022年5月現在、相鉄線でホームドアが設置されている駅を、横浜駅を起点に順番に紹介いたします。

  • 横浜   2016年3月6日-3番線 12月20日-2番線 2017年2月21日-1番線 2020年6月21日ホームドア連動化
  • 西谷   2021年 5月23日上り 6月6日下り
  • 鶴ヶ峰  2021年11月7日上り 11月14日下り
  • 二俣川  2021年 1月24日下り 2月28日上り
  • 希望ヶ丘 2021年10月17日上り 10月24日下り
  • 瀬谷   2022年 3月27日2・3番線のみ
  • 大和   2021年 3月7日上り 3月14日下り
  • 相模大塚 2022年 1月16日上下線
  • さがみ野 2022年 2月 6日上下線
  • かしわ台 2021年12月5日上り 12月19日下り
  • 湘南台  2021年 3月28日両ホーム
  • 羽沢横浜国大 2019年11月30日新設済み

となっています。

横浜と羽沢横浜国大以外は、新7000系が運行を終了して以降に、急速に設置が進んだことと、
いずみ野線は湘南台のみに設置、本線は西谷以西の各駅に設置され、
西谷〜海老名間のホームドア未設置の駅は、三ツ境と瀬谷駅待避線、海老名のみとなっています。

2022年度のホームドア設置予定駅

  • 三ツ境   2022年度設置予定
  • 瀬谷    2022年度1・4番線設置予定
  • 南万騎が原 2022年度設置予定
  • 緑園都市  2022年度設置予定
  • 弥生台   2022年度設置予定
  • いずみ野  2022年度設置予定
  • いずみ中央 2022年度設置予定

2022年4月25日に発表された 2022年度 鉄道・バス設備投資計画【相鉄グループ】 に記載されている、2022年度のホームドア設置駅をまとめてみました。

今年度はいずみ野線のゆめが丘を除く全駅に設置が進むのと、
本線の西谷駅以西は、海老名を除いて各駅にホームドアが設置されることになります。

偏りがあるホームドアの整備と直通運転

ここでホームドアの設置状況にお気づきかもしれませんが、
直通電車が通らない、横浜~西谷の間の各駅(平沼橋〜上星川)には、ホームドアが設置されておらず、2022年度も設置計画がありません。

逆に2022年度中には、直通電車が乗り入れる西谷以西は、ゆめが丘と海老名以外の各駅に設置されることになります。

なぜ、西谷以西の各駅に急ピッチで整備がすすめられたのでしょうか?

それは、2023年からの直通先である東急目黒線、その先の都営三田線・東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道線の、全駅にホームドアが設置されており、
その関係で目黒線系統の車両は、東急5080系を除いて、転落防止幌がされていないからです。

5080系は元町・中華街への臨時列車に使われていた名残で、転落防止幌が設置されていましたが、
5月17日に8両編成となって運用復帰した5187Fは、黄テープと共に撤去されています。(8両の4・5号車の増結車両は、新造時から設置無し)
今後、8両化される編成からも撤去されるものと思われます。

転落防止幌が設置されていないという、直通先の事情から、西谷以西のほとんどの駅に急ピッチでホームドア設置が進められたものと考えられるでしょう。

ゆめが丘駅は、2020年度の1日平均各駅乗降人員が1,741名と、相鉄線の駅で最も利用者が少ないことで、ホームドア設置の予算の都合で外されたものと考えられます。

海老名駅は、現在改良工事が行われており、2022年度中には北口改札が新設される予定です。
改良工事の都合により、工事計画や進捗状況に応じて、ホームドアが設置されるものと考えられるでしょう。

ホームドアが設置されないと言っても、現行省令で転落を防ぐ措置が義務化されているため、
車両連結部付近には、東急池上線・多摩川線で採用されているような、パイプ状の簡易柵が設置される可能性があるでしょう。

おわりに

2023年に東急との直通運転が予定されている相鉄線。車両の貸出や新型車両の増備や、8両編成化、改造工事などが注目されていますが、

相鉄線の各駅にも地味ながらも大きな変化が起きていることに気が付きました。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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須田 恵斗

神奈川県大和市在住、最寄りは大和駅の24歳。
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2020年6月より鉄道旅行系雑記ブログ「keitrip」を運営し、2024年に相鉄に関する記事を当サイト「相模レールサイト」に移管。

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