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相鉄では今後、どのようなツアー列車が設定される可能性があるのか?

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旅行会社が鉄道会社にお願いをして、団体貸切列車を仕立て走らせるツアー列車。
横浜駅を拠点に走り、沿線の観光地がほとんどない比較的小さな私鉄の相鉄では、ツアー列車とはほぼ無縁でしたが、
東京方面との直通運転開始により注目度が高まったことや、近年の情勢等の変化により、相鉄線内にツアー列車が運行されるようになりました。

相鉄・東急新横浜線開業1周年を記念して、3月10日には、クラブツーリズム主催の4社合同ツアー列車が走行します。
今後、相鉄ではどのようなツアー列車が運転される可能性があるのでしょうか?

相鉄を走ったツアー列車

ここで、近いうちに運転されるツアー列車と、先日運転されたツアー列車を紹介します。

前書きに記載した通り、相鉄・東急新横浜線開業1周年を記念し、2024年3月10日にクラブツーリズム主催、相鉄・東急・東京メトロ・東武4社合同で走るツアー列車が運転されます。
企画は、貨物線ツアーなどのマニアックなツアーを催行する事に定評のあるクラブツーリズム鉄道部です。

定期運用を持たず普段は入線する事のない、東武東上線池袋駅から当日になるまではわからないダイヤにて、相鉄・東急新横浜線を経由し、相鉄本線星川駅まで至る、クラブツーリズム鉄道部らしいツアー列車です。
使用車両は、東急5050系4000番台のQシート組込編成(4112F~4115F)で、
相鉄線入線時、通常時はロングシートモードで入線するところ、クロスシートモードで入線する点が、地味に注目ポイントです。

先日2024年2月10日には、JR東海ツアーズより【出発進行!幸せの黄色い電車に潜入】相鉄モヤ700系乗車体験会in神奈川が開催されました。

このツアーでは、普段は絶対に乗ることができないモヤ700に乗車し、通常では乗る事の出来ない相鉄厚木線を走行し、普段は降りれない相鉄厚木操車場に下車したり、特急停車駅である大和・二俣川・西谷を通過する体験ができたりしました。

このモヤ700は、相鉄線内の架線検測・軌道検測・車両牽引を行う事業用車両で、黄色い見た目から一部の方々からは「相鉄版ドクターイエロー」とも呼ばれており、他社でもなかなか無い検測車両に乗車できるという事で、かなりの注目を集めました。

今後、どのようなツアー列車が設定される可能性があるのか?

東京方面との直通運転開始や、近頃の情勢の変化などから、相鉄でも頻度はかなり低いながらも、旅行会社によるツアー列車の運転が活発になるものと思われます。

ここで、今後どのようなツアー列車が運転される可能性があるのか考え、妄想してみましょう。

今年2024年11月30日は、相鉄・JR直通線開業から5周年を迎える節目の年です。
生活の足として徐々になじんて来た相鉄・JR直通線を祝う形で、相鉄12000系を使って、相鉄線から川越を往復し、蔵の街「川越」を観光する日帰りツアー列車が設定されてもいいのではないでしょうか?

注目ポイントとしては、普段は定期運行を持たない、JR埼京線池袋以北とJR川越線に入線するところ。
相鉄12000系は、大幅な運用変更が行われない限り、JR埼京線池袋以北では運転されません。
また、イベントでの貸出のための回送列車や、検査明けや乗務員訓練の試運転でも入線しますが、これも結構まれな頻度です。

3月10日に行われる4社合同ツアーで、東急5050系の東上線池袋~和光市間入線が実現するのですから、これがあってもいいでしょうか?

川越車両センターでイベントが行われる際に、展示車両として12000系が貸し出される場合、相鉄線から川越車両センターまでの送り込み回送や、返却回送に乗車するツアーがあってもいいと思います。

集合場所は、かしわ台駅で、相鉄線ミステリートレイン同様、4番線発にすれば混乱が少なく運転できると思われます。
川越駅も日中は使わない乗り場、6番線があり、そこを発着とすれば、大きな混乱が少ないと思われます。

相鉄・東急直通線関連として、普段は副都心線和光市まで入線する相鉄20000系を使用。
相鉄線かしわ台から和光市を経由、そのまま折り返し、副都心線から普段は走行しない有楽町線に入線し、新木場まで行くツアー列車も、今後運転されてもいいかも知れません。

新木場では新木場車両基地まで入り、有楽町線を走る東京メトロや西武・東武の車両の他、同基地にて保管されている営団6000系6102F・営団7000系7101Fと一緒に並べて撮影もいいかも知れません。
ただ、撮影会となると警備の面が課題となるでしょう。

相鉄20000系は直通前、ATO調整試運転で有楽町線に入線し、新木場車両基地に留置されていたことがあります。

3月10日のクラブツーリズム鉄道部のツアーでは、東急5050系が東武東上線池袋~和光市間に入線します。
そこで、東急の車両を使用し、普段は直通しない相鉄線から西武線へ直通するツアーはどうでしょうか?
行先としては、欲を言えば西武秩父ですが、乗車時間上は厳しいので、所沢や小手指がいいかも知れません。

過去に似たような事例として、小田急ロマンスカーMSE 60000形を使用し、東京メトロ千代田線からJR東海の御殿場線へ直通をするツアー列車「メトロあさぎり号」が、2018年に運転されました。
小田急線から千代田線へ、小田急線から御殿場線への特急ロマンスカーの直通運転は、毎日行われていますが、千代田線から小田急を介し御殿場線へ直通する列車はありません。
この特別ツアーでは、メトロとJR東海の両方に直通できる60000形MSEの性能を遺憾なく発揮し、注目を集めました。

東急5050系は、5直やF直と呼ばれる直通運転ネットワーク網の中で、一番いろんな路線に入れる車両です。
鉄道ファン的に、通常列車では設定は無いけど、理論上可能なことをやって、首都圏の直通ネットワーク網のすごさを体感するのもいいのではないでしょうか?

関連サイト

「相鉄・東急新横浜線開業1周年記念 乗り入れ4社横断ツアー」の予約はこちら↓

クラブツーリズム

ロングシートのコース番号:LE275-990
Qシートのコース番号:LE276-990

おわりに

相鉄の直通運転ネットワークの可能性は、実際に運転できるかの話は別にして無限大ですね…
恐ろしい時代になったものですわ

相鉄グループ情報および直通線情報(鉄道コム)

掲載日コらム
2024年3月10日相鉄10000系、始動する「リバイバルプロジェクト」
2種類の復刻カラー実現なるか!?

【復刻決定おめでとう!!!】
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